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Scilab help >> Graphics Library > 2d_plot > fchamp

fchamp

2次元1階常微分方程式(ODE)のフィールド方向

呼び出し手順

fchamp(f,t,xr,yr,[arfact,rect,strf])
fchamp(f,t,xr,yr,<opt_args>)

パラメータ

f

外部ルーチン (関数または文字列) または ODE を記述するリスト.

-

関数名 fとすることができ, この際, fy=f(t,xy [p1,..pn]) という型の関数と仮定されます. f は大きさ 2 の列ベクトルを返し, そのベクトルは点 xy=[x,y]の時刻t における方向フィールドfの値を指定します.

-

リスト型のオブジェクトlist(f,P1,..Pn)とすることも可能で, この場合,fy=f(t,xy,p1,..pn) という型の関数, Pi はパラメータpi の値を指定します.

t

選択された時間.

xr,yr

大きさn1およびn2の行ベクトルで, 方向フィールドが計算されるグリッドを定義します.

<opt_args>

一連の命令 key1=value1,key2=value2 ... を表します. ただし, key1, key2,... は以下のどれかとします: arfact, rect, strf (以下参照).

arfact,rect,strf

オプションの引数, champ参照.

説明

fchamp は,外部関数fで定義された 2次元1階常微分方程式(ODE)のフィールド方向を描画する際に使用されます. ODEが自律的な場合, 引数 tは不要ですが, 指定する必要があることに注意してください.

コマンド fchamp() を入力するとデモを参照できます.

deff("[xdot] = derpol(t,x)",..
        ["xd1 = x(2)";..
         "xd2 = -x(1) + (1 - x(1)**2)*x(2)";..
         "xdot = [ xd1 ; xd2 ]"])
xf= -1:0.1:1;
yf= -1:0.1:1;
fchamp(derpol,0,xf,yf)
clf()
fchamp(derpol,0,xf,yf,1,[-2,-2,2,2],"011")

参照

  • champ — 2次元ベクトルフィールドのプロット
  • champ1 — 色付の矢印を有する2次元ベクトルフィールドのプロット

作者

J.Ph.C.

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Last updated:
Thu Mar 03 11:00:58 CET 2011