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Matplot_properties
Matplotエンティティプロパティの説明
説明
Matplotエンティティはグラフィックエンティティ階層の葉です.
このエンティティは,曲面および画像の2次元プロットを表します
(Matplot
および Matplot1
参照).
- parent:
このプロパティは親のハンドルを有します. Matplotエンティティの親は
"Axes"
型となります.- children:
このプロパティにはハンドルの
children
のベクトルが含まれます. しかし,現在,Matplot
にはchildren
がありません.- visible:
このフィールドにはエンティティの
visible
プロパティの値が含まれます. この値は,"on"
または"off"
となります. デフォルトでプロットは可視であり,このプロパティの値は"on"
となります."off"
の場合,プロットは 画面に描画されません.- data:
このフィールドは[
m
xn
]のデータ行列color
をカレントのカラーマップに基づき定義します. 位置(x=j,y=(m-i+1))
を中心とする長さ1の小さな正方形を 描画する際にはcolor(i,j)
が指す色が使用されます.- rect:
このフィールドは
[xmin, ymin, xmax, ymax]
で 定義される行ベクトルを保持します. このフィールドはカレントのスケールで矩形を定義し, この矩形内に行列が描画されます.- image_type:
このフィールドは画像の型を定義します. 値は以下のどれかを指定します: "rgb", "rgba", "gray", "index", "red", "green", "blue", "rgb332", "rgb444", "rgb555", "rgba5551", "argb".
色はデータ型と image_type により以下のように定義されます:
image_type が index の場合, データはカラーマップの添字とみなされます.
image_typeがrgbの場合, int8またはuint8のハイパー行列はRGB要素, doubleのハイパー行列は正規化されたRGB要素(値は0と1の間), int8またはuint8の行列(ただし,行数は3の倍数)はRGB要素, int32の行列はRGBカラー, uint32の行列はRGBAカラー(ただし,アルファチャネルは0xFFに設定) を指定します.
image_typeがrgbaの場合, int8またはuint8のハイパー行列はRGBA要素, doubleのハイパー行列は正規化されたRGBA要素(値は0と1の間), int8またはuint8の行列(ただし,行数は4の倍数)はRGBA要素, int32の行列はRGBAカラー,uint32の行列はRGBAカラー を指定します.
image_typeがgrayの場合, int8またはuint8の行列は グレーレベルカラー(R-G-B=GRAY-GRAY-GRAY)となります. その他の型の場合, data はRGBカラーとみなされ, グレーカラーに変換されます (0.299*R+0.587*G+0.114*B).
image_typeがredの場合, int8またはuint8の行列は レッドレベルカラー(R-G-B=REG-00-00)となります. その他の型の場合, data はRGBカラーとみなされ, レッドカラーに変換されます(赤要素を保持するマスクが適用されます).
image_typeがredの場合, int8またはuint8の行列は グリーンレベルカラー(R-G-B=00-GREEN-00)となります. その他の型の場合, data はRGBカラーとみなされ, グリーンカラーに変換されます(緑要素を保持するマスクが適用されます).
image_typeがblueの場合, int8またはuint8の行列は ブルーレベルカラー(R-G-B=00-00-BLUE)となります. その他の型の場合, data はRGBカラーとみなされ, ブルーカラーに変換されます(青要素を保持するマスクが適用されます).
image_typeがrgb332の場合, int8 または uint8 の行列は RGBカラーを指定します. ただし,R要素を3ビット,G要素を3ビット,B要素を2ビットで指定します. その他のデータ型の場合, RGB (8-8-8) データが RGB (3-3-2)に変換されます.
image_typeがrgb444の場合, int8 または uint8 の行列は RGBカラーを指定します. ただし,各要素は4ビットです. その他のデータ型の場合, RGB (8-8-8) データが RGB (4-4-4)に変換されます.
image_typeがrgb555の場合, int16 または uint16 の行列は RGBカラーを指定します. ただし,各要素は5ビットです. その他のデータ型の場合, RGB (8-8-8) データが RGB (5-5-5)に変換されます.
image_typeがrgb4444の場合, int16 または uint16 の行列は RGBAカラーを指定します. ただし,各要素は4ビットです. その他のデータ型の場合, RGBA (8-8-8-8) データが RGBA (4-4-4-4)に変換されます.
image_typeがrgb5551の場合, int16 または uint16 の行列は RGBAカラーを指定します. ただし,アルファチャネル以外の要素は5ビット, アルファチャネルは1ビットです. その他のデータ型の場合, RGBA (8-8-8-8) データが RGBA (5-5-5-1)に変換されます.
image_typeがargbの場合, int8 または uint8 のハイパー行列は ARGB要素, doubleのハイパー行列は正規化されたARGB要素(値は0と1の間), int8またはuint8の行列(ただし行数は4の倍数)はRGB要素, int32の行列はARGBカラー,uint32の行列はARGBカラーを指定します.
- clip_state:
このフィールドにはMatplotの
clip_state
プロパティの値が含まれます. 値は以下となります :"off"
Matplot はクリップされません."clipgrf"
Matplot は軸ボックスの外側でクリップされます."on"
Matplot はclip_box
で指定された矩形の外側でクリップされます.
- clip_box:
このフィールドは
clip_box
プロパティを定義します. デフォルトで,この値はclip_stateが"off"の場合に空の行列となります. その他の場合,ベクトル[x,y,w,h]
(左上の点,幅,高さ)がMatplot
が表示する範囲を定義しますが,clip_state
プロパティの値は変更されません.- user_data:
このフィールドは任意のScilab変数を
Matplot
データ構造体に保存し,復元する際に使用可能です.
参照
- set — グラフィックエンティティオブジェクトまたは またはユーザインターフェイスオブジェクトのプロパティの値を設定する.
- get — グラフィックエンティティまたはユーザーインターフェイスオブジェクト からプロパティの値を取得する.
- delete — グラフィックエンティティとその子を削除.
- grayplot — 曲面の2次元カラープロット
- Matplot — 行列のカラー二次元プロット
- Matplot1 — 行列の2次元カラープロット
- graphics_entities — グラフィックスエンティティデータ構造体の説明
- grayplot_properties — grayplotエンティティのプロパティの説明
履歴
バージョン | 記述 |
5.5.0 |
|
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