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Scilab help >> Functions > exec

exec

スクリプトファイルを実行する

呼び出し手順

exec(path [,mode])
exec(fun [,mode])
ierr=exec(path,'errcatch' [,mode])
ierr=exec(fun,'errcatch' [,mode])

パラメータ

path

文字列, スクリプトファイルへのパス

mode

整数スカラー,実行モード (以下参照)

fun

scilab 関数

ierr

整数, 0 またはエラー番号

説明

exec(path [,mode]) は, pathで指定したファイルの中のオプションの 実行モードmode でscilab命令を逐次実行します.

以下の mode を指定できます :

0 : デフォルト値

-1 : 何も出力しない

1 : 各コマンド行を出力(エコーバック)する

2 : プロンプト --> を出力する

3 : エコー + プロンプト

4 : 各プロンプト出力の前に停止します. キャレッジリターンを入力すると 実行が再開します.

7 : 停止 + プロンプト + エコー : デモを行う際に有用なモード.

exec(fun [,mode]) は関数 fun をスクリプトとして実行します: 入出力の引数も特定の変数環境もありません. スクリプトコードはプリコンパイル(comp参照)されるため, この形式は最も効率的です. スクリプト評価のこの方法により,スクリプトをライブラリの 関数として保持することが可能になります.

実行時にエラーが発生し, 'errcatch'フラグが指定されている場合, execはエラーメッセージを出力せずに 命令を実行を破棄し,エラー番号をierrに 代入して復帰します. 'errcatch' フラグが存在しない場合,標準のエラー処理が 機能します.

注意k

exec ファイルは, インライン関数定義構文(関数の項参照)により関数を定義する際に使用されます.

// スクリプトファイルを作成
mputl('a=1;b=2',TMPDIR+'/myscript')

// スクリプトを実行
exec(TMPDIR+'/myscript')
whos -name "a "

// 関数を作成
deff('y=foo(x)','a=x+1;y=a^2')
clear a b
// 関数をコール
foo(1)
// a は関数 foo の環境に作成された変数
//    この変数は foo がリターンする時に破棄されます
whos -name "a "

x=1 // xを作成し,スクリプトfooによりアクセス可能とする.
exec(foo)

// カレントの環境にa と y が作成されました
whos -name "a "

参照

  • execstr — 文字列中のScilabコードを実行
  • evstr — 式の評価
  • comp — scilab 関数のコンパイル
  • mode — ファイル実行のモードを選択
  • chdir — Scilab カレントディレクトリを変更する
  • pwd — Scilab カレントディレクトリを出力
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Mon Oct 01 17:40:38 CEST 2012