h5dataset
データセットを作成し, データを書き込む
呼び出し手順
h5dataset(obj, name, sourceInfo [, sourceType], data, targetInfo [, targetType]) h5dataset(filename, name, sourceInfo [, sourceType], data, targetInfo [, targetType])
引数
- obj
H5Object
- name
新規データセットへのパスを指定する文字列
- sourceInfo
5 x n のdouble行列
- sourceType
ソースの型を指定する文字列
- data
Scilabデータ
- targetInfo
6 x n のdoubleの行列
- targetType
目標の型を指定する文字列
- filename
ファイル名を指定する文字列
説明
引数として指定されたScilabデータに基づき, 名前を指定して(まだ存在しない場合に)新規にデータセットを作成します.
ターゲットのHDF5型は, HDF5マニュアルで利用可能なリストの中から選択できます. このHDF5型の例は"H5T_MIPS_U32" または "H5T_STD_B64BE"ですが, "MIPS_U32" または "STD_B64BE" のような短縮形も使用可能です.
ソース情報はデータを取得する方法に関する情報を指定します. これは 5xn の行列です.ただし,nはデータの次元数です. 行は以下の情報を指定します:
- 1行目: データの次元.
- 2行目: hyperslabのstart.
- 3行目: hyperslabのカウント.
- 4行目: hyperslabのstride.
- 5行目: hyperslabのblock.
hyperslab選択に関する詳細については, h5writeを参照ください.
targetInfo行列は 6xn の double 行列です. 最初の行は ターゲットのデータセットの次元, 2行目は次元の最大値を指定します. 1行目と2行目が等しくない場合, データセットは分割されます. 3から6行目はhyperslabのstart, count, stride, block を指定します.
例
// HDF5ファイルを新規に作成 a = h5open(TMPDIR + "/test.h5", "w") // データ x = uint32(1:100); y = uint32(1:9); // データセットを作成 // x はC-行列として見えます (行優先) h5dataset(a, "My_Dataset", [10 10 ; 2 1 ; 4 1 ; 2 1 ; 1 9], x, [7 12 ; 9 14 ; 3 3 ; 1 1 ; 1 1 ; 4 9]) h5dump(a, "My_Dataset"); // 既存のデータセットの次元を拡張子,yデータを追加 h5dataset(a, "My_Dataset", [9 1 ; 1 1 ; 1 1 ; 1 1 ; 9 1], y, [9 12 ; 9 14 ; 1 1 ; 1 1 ; 1 1 ; 9 1]) h5dump(a, "My_Dataset"); // yデータを置換 h5dataset(a, "My_Dataset", [9 1 ; 1 1 ; 1 1 ; 1 1 ; 9 1], uint32(11:19), [9 12 ; 9 14 ; 1 1 ; 1 1 ; 1 1 ; 9 1]) h5dump(a, "My_Dataset"); // リソースを解放 h5close(a)
参照
- h5group — グループを作成
- h5attr — 属性を作成する
- h5write — データセットを作成(存在しない場合)し, データを書き込む
- h5writeattr — グループまたはデータセット内に属性を書き込む
履歴
バージョン | 記述 |
5.5.0 | HDF5モジュールが導入されました. |
Report an issue | ||
<< h5cp | HDF5 files | h5dump >> |