Scilab 6.0.0
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h5open
HDF5ファイルをオープン
呼び出し手順
obj = h5open(filename [, access]) obj = h5open(filename, access, driver [, driver_options...])
引数
- filename
ファイル名を指定する文字列
- access
使用するアクセスモードを指定する文字列
- driver
ドライバ名を指定する文字列
- driver_options
ドライバ値に依存する論理値またはdouble
- obj
オープンするファイルに対応するH5Object
説明
アクセスモード(デフォルト:"a")を指定してHDF5ファイルをオープンします.
アクセスモードは5つの値の一つです:
- "r": 読み込みのみ, ファイルが存在している必要があります.
- "r+": 読み込み/書き込み, ファイルが存在している必要があります.
- "w": ファイルを作成, 既に存在している場合は切り捨てられます.
- "w-": ファイルを作成, 既に存在している場合は失敗します.
- "a": 読み込み/書き込み, 既に存在している場合は追記, それ以外は作成 (デフォルト).
複数のドライバを使用できます:
- "sec2": バッファリングなし, 標準POSIX関数を使用.
- "stdio": I/O処理に標準 C stdio.h の関数を使用.
- "core": (読み書き性能改善のため)メモリ上にファイルを配置して使用. このドライバには2つのオプションがあります:
- backingStore: 論理値, %T (デフォルト) の場合, 変更は実際のファイルに保存されます.
- blockSize: double: 増加幅(単位:バイト)で,バッファの大きさを増加する際に使用されます (デフォルト: 64K).
- "family": 大きさがオプションmemberSize (double, デフォルト: 2^31 -1) よりも大きい場合に,ファイルを分割できます. 一連のファイル名を生成するためにファイル名に %d を含める必要があります.
例
x = 1:10; save(TMPDIR + "/x.sod", "x"); // SODファイルはHDF5ファイルです // 作成されたファイルをオープン a = h5open(TMPDIR + "/x.sod"); // ファイルの内容をダンプ h5dump(a); // ルート要素の内容の一覧を取得 h5ls(a) // SODバージョンを取得 a.root.SCILAB_sod_version.data // または名前に文字 'invalid'を含む場合 a.root("SCILAB_sod_version").data // データセットxの内容を取得 a.root.x.data // パスを指定して直接データセットをオープンできます // サブグループまたはデータセットは '/' で分割されます a("/x") // リソースを解放 h5close(a);
参照
- h5close — HDF5オブジェクトを閉じる
履歴
バージョン | 記述 |
5.5.0 | HDF5モジュールが導入されました. |
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