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scicos_simulate
シミュレーションをバッチモードで実行する関数
呼び出し手順
Info=scicos_simulate(scs_m)
Info=scicos_simulate(scs_m,Info)
Info=scicos_simulate(scs_m,context)
Info=scicos_simulate(scs_m,flag)
Info=scicos_simulate(scs_m ,Info [, context] [,flag])
引数
- scs_m: ダイアグラムデータ構造体 (scs_m 構造体参照).
- Info: リスト.
初回コール時は
list()
,次回コール以降はInfo
出力をInfo
入力として 指定してください.Info
にはコンパイルおよびシミュレーション関連情報 が含まれ,不要な再コンパイルを避けるために使用されます. - ContextValues: Scilab構造体で,コンテキストおよびxcosブロックで使用されるシンボル変数の値を有します.
- flag: 文字列. 'nw' (no window)の場合, グラフィックウインドウを使用するブロックは実行されません. このようなブロックのリストは,新規ブロック追加時に更新する必要があることに注意してください.
モジュール
説明
この関数はバッチモードで xcos ダイアグラムをシミュレートする際に使用されます.
この関数には,.xcos
ファイルをScilabにロードした際に
得られる scs_m構造体を指定します
(importXcosDiagram参照).
ContextValues
は,主ダイアグラムコンテキストで
設定される主要なパラメータの値を変更する際に使用することができます.
例: 変数 A
がダイアグラムの主コンテキストで
1に設定された場合, A
の値を
scicos_simulate
シミュレーション時に
以下のように設定することにより変更することができます.
ContextValues.A=2
ContextValues
引数を使用せずに
Scilab内部で定義された変数を直接使用することも可能ですが,
このような用途の場合,コンテキストの定義でこれが可能である
ことが必要です: 例えば,パラメータA
として
Scilab変数A
の値を
使用するシミュレーションを可能としたい場合,
ダイアグラムコンテキストの定義に以下を記述する必要があります:
if ~exists('A') then A=1,end
A
のカレントの値に依存するという
弱点があることに注意してください.ファイルの内容
SCI/modules/scicos/macros/scicos_auto/scicos_simulate.sci
例
SCI/modules/xcos/demos/batch_simulation.xcos
のxcosダイアグラム
importXcosDiagram("SCI/modules/xcos/demos/batch_simulation.xcos") typeof(scs_m) //ダイアグラムデータ構造体 //このダイアグラムは以下の3つのコンテキスト変数を使用する : // Amplitude : sin関数の大きさ // Pulsation : sin関数の脈動 // Tf : シミュレーション終了時間 scs_m.props.context; //組込み定義 //ダイアグラムに埋め込まれたパラメータを用いたバッチシミュレーション(初回) scicos_simulate(scs_m); // 終了時間を変更 Context.Tf=10; scicos_simulate(scs_m,Context); // 表示なしに変更 Context.Tf=10; Context.Pulsation=9; scicos_simulate(scs_m,list(),Context,'nw'); // "from workspace block"で作成された変数を取得 counter
参照
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