p_margin
位相余裕および位相交差周波数
呼び出し手順
[phm,fr] = p_margin(h) phm=p_margin(h)
パラメータ
- h
SISO線形システム (参照 :syslin).
- phm
位相余裕 (存在する場合)または空の行列.
- fr
位相交差周波数 (単位:Hz)または空の行列.
説明
連続または離散時間SISO線形システムを
指定すると,p_margin
はh
の
位相余裕 phm
(単位:度)および
位相交差周波数 fr
(単位:Hz)を返します.
位相余裕は, h
のナイキスト線図において
単位円を通過する周波数における位相を表します.
言い換えると,
位相余裕は,h
のゲインが1となった時,
h
の周波数応答の位相と-180度の
差を表します.
このアルゴリズムは、多項式の求解ルーチンを使用して 以下の方程式を解いています:
- h(s)*h(-s)=1
連続時間システムの場合.
- h(z)*h(1/z)=1
離散時間システムの場合.
例
//連続時間系の場合 h=syslin('c',-1+%s,3+2*%s+%s^2) [p,fr]=p_margin(h) [p,fr]=p_margin(h+0.7) show_margins(h+0.7,'nyquist') //離散時間系の場合 h = syslin(0.1,0.04798*%z+0.0464,%z^2-1.81*%z+0.9048);//ok [p ,f]=p_margin(h) show_margins(h,'nyquist')
参照
- g_margin — ゲイン余裕およびゲイン交差周波数
- show_margins — ゲイン余裕/位相余裕とそれぞれの交差周波数を表示する
- repfreq — 周波数応答
- black — Black図 (ニコルス線図)
- bode — ボード線図
- nicholschart — ニコルス線図
- nyquist — ナイキスト線図
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