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2024.1.0 - 日本語


g_margin

ゲイン余裕およびゲイン交差周波数

呼び出し手順

gm=g_margin(h)
[gm,fr]=g_margin(h)

パラメータ

h

SISO線形システム (参照 :syslin).

gm

ゲイン余裕(単位:dB)、存在しない場合は Inf

fr

ゲイン交差周波数(単位:Hz). ゲイン余裕が存在しない場合は空の行列.

説明

連続または離散時間SISO線形システムを 指定すると,g_marginhの ゲイン余裕 gm (単位:dB)および ゲイン交差周波数 fr (単位:Hz)を返します.

ゲイン余裕が存在する場合,この値は ナイキスト線図が実軸の負の部分を通過する点における システムゲインの最小値を表します. 言い換えると,ゲイン余裕は,hの開ループゲインを gとする時, hの周波数応答の位相が -180度となった 時点での20*log10(1/g)となります.

このアルゴリズムは,多項式の求解ルーチンを使用して 以下の方程式を解いています:

h(s)=h(-s)

:連続時間システムの場合.

h(z)=h(1/z)

:離散時間システムの場合.

h=syslin('c',-1+%s,3+2*%s+%s^2) //連続時間系の場合
[g,fr]=g_margin(h)
[g,fr]=g_margin(h-10)
nyquist(h-10)
h = syslin(0.1,0.04798*%z+0.0464,%z^2-1.81*%z+0.9048);//離散時間系の場合
[g ,fr]=g_margin(h);
show_margins(h)

参照

  • p_margin — 位相余裕および位相交差周波数
  • show_margins — ゲイン余裕/位相余裕とそれぞれの交差周波数を表示する
  • repfreq — 周波数応答
  • black — Black図 (ニコルス線図)
  • bode — ボード線図
  • nicholschart — ニコルス線図
  • nyquist — ナイキスト線図
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Mon Jun 17 17:54:17 CEST 2024