g_margin
ゲイン余裕およびゲイン交差周波数
呼び出し手順
gm=g_margin(h) [gm,fr]=g_margin(h)
パラメータ
- h
SISO線形システム (参照 :syslin).
- gm
ゲイン余裕(単位:dB)、存在しない場合は
Inf
- fr
ゲイン交差周波数(単位:Hz). ゲイン余裕が存在しない場合は空の行列.
説明
連続または離散時間SISO線形システムを
指定すると,g_margin
はh
の
ゲイン余裕 gm
(単位:dB)および
ゲイン交差周波数 fr
(単位:Hz)を返します.
ゲイン余裕が存在する場合,この値は
ナイキスト線図が実軸の負の部分を通過する点における
システムゲインの最小値を表します.
言い換えると,ゲイン余裕は,h
の開ループゲインを
g
とする時,
h
の周波数応答の位相が -180度となった
時点での20*log10(1/g)
となります.
このアルゴリズムは,多項式の求解ルーチンを使用して 以下の方程式を解いています:
- h(s)=h(-s)
:連続時間システムの場合.
- h(z)=h(1/z)
:離散時間システムの場合.
例
h=syslin('c',-1+%s,3+2*%s+%s^2) //連続時間系の場合 [g,fr]=g_margin(h) [g,fr]=g_margin(h-10) nyquist(h-10) h = syslin(0.1,0.04798*%z+0.0464,%z^2-1.81*%z+0.9048);//離散時間系の場合 [g ,fr]=g_margin(h); show_margins(h)
参照
- p_margin — 位相余裕および位相交差周波数
- show_margins — ゲイン余裕/位相余裕とそれぞれの交差周波数を表示する
- repfreq — 周波数応答
- black — Black図 (ニコルス線図)
- bode — ボード線図
- nicholschart — ニコルス線図
- nyquist — ナイキスト線図
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