h_inf
連続時間H無限大 (中心) コントローラ
呼び出し手順
[Sk,ro]=h_inf(P,r,romin,romax,nmax) [Sk,rk,ro]=h_inf(P,r,romin,romax,nmax)
引数
- P
連続時間線形動的システム (状態空間形式または伝達形式で指定した``拡張'' プラント)
- r
P22プラントの大きさ すなわち,長さ2のベクトル[#outputs,#inputs]- romin,romax
ro=1/gama^2に関するアプリオリ境界; (通常はromin=0)- nmax
整数, ガンマ反復の最大回数.
説明
h_inf は連続時間プラントP
のH無限大最適コントローラを計算します.
Pの4個のサブプラントへの分割は,
Pの22部分の大きさである
2要素のベクトル r により指定されます.
P は状態空間表現,
例えば,A,B,C,D = 定数行列を用いて,
P=syslin('c',A,B,C,D),
または,伝達関数Hを用いてP=syslin('c',H)
により指定します.
[Sk,ro]=H_inf(P,r,romin,romax,nmax) は,
[romin,romax] の
roと,
Pと同じ形式の中心コントローラ Sk
を返します.
(全ての計算は状態空間で行われます, すなわち,状態空間への変換は必要に応じて関数により自動的に 行われます).
左辺パラメータを3個指定してコールされた場合,
[Sk,rk,ro]=H_inf(P,r,romin,romax,nmax) は,
roと安定化コントローラのパラメトリゼーション
を返します:
安定化コントローラ K は
K=lft(Sk,r,PHI) により得られます.
ただし, PHIは次元r'
の線形システムで,次の関係を満たします:
H_norm(PHI) < gamma.
rk (=r) は,
nmax回反復後の
Sk22 ブロックの大きさです.
アルゴリズムは, Safonov-Limebeer に基づきます.
P は連続時間プラントであることを前提と
することに注意してください.
著者
F.Delebecque INRIA (1990)
履歴
| バージョン | 記述 |
| 5.4.0 | Slが
連続時間線形システムであることを確認するようになりました.
この修正は,この コミットにより導入されました. |
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