syredi
IIRフィルタの設計, syrediコードインターフェイス
呼び出し手順
[fact,b2,b1,b0,c1,c0,zzeros,zpoles]=syredi(ityp,iapro,om,deltap,deltas)
引数
- itype
整数, フィルタの種類: 1 はローパス, 2 はハイパス, 3 はバンドパス, 4 はストップバンドを意味します.
- iappro
整数, 設計近似の種類: 1 はバターワース, 2 は楕円, 3 はチェビシェフ1, 4 は チェビシェフ2を意味します.
- om
カットオフ周波数のベクトル(要素数:4) (単位:rad)
om=[om1,om2,om3,om4]
,0<= om1 <= om2 <= om3 <= om4 <= pi
.ftype
='lp' または'hp'
の場合,om3
およびdom4
は使用されず, 0に設定することができます.- deltap
実数スカラー, 通過域のリップル.
0< deltap <1
- deltas
実数スカラー, 阻止域のリップル
0< deltas <1
- gain
スカラ-, フィルタゲイン
- b2
実数行ベクトル, 分子の2次の係数.
- b1
実数行ベクトル, 分子の1次の係数.
- b0
実数行ベクトル, 分子の0次の係数.
- c1
実数行ベクトル, 分母の1次の係数.
- c0
実数行ベクトル, 分母の0次の係数.
- zzeros
複素数行ベクトル, z領域のフィルタのゼロ
- zpoles
複素数行ベクトル, z領域のフィルタの極
説明
IIRフィルタ近似を計算します.
結果は,2次の伝達関数
Hi=(b0(i)+b1(i)*z+b2(i)*z^2)/(c0(i)+c1(i)*z+z^2)
および極/ゼロ/ゲイン表現の集合として得られます.
得られるフィルタは,h=fact*H1*...*Hn
です.
注意
この組み込み関数は,主にeqiir関数により使用されることを意図しています.
参考文献
syrediコードは,Guenter F. Dehner, Institut fuer Nachrichtentechnik Universitaet Erlangen-Nuernberg, Germany により書かれたdorediパッケージから 派生したものです.
Dehner,G.F. 1979, DOREDI: Program for Design and Optimization of REcursive DIgital filters-Programs for Digital Signal Processing, ed:Digital Signal Processing committee of IEEE Acoustics, Speech and Signal Processing Society.
DOREDI.fのソースコードについては http://michaelgellis.tripod.com/dsp/pgm25.html を参照ください
例
[fact,b2,b1,b0,c1,c0,zzeros,zpoles]=syredi(1,4,[2*%pi/10,4*%pi/10,0,0],0.02,0.001); h=fact*(b0+b1*%z+b2*%z^2)./(c0+c1*%z+%z^2)
参照
- eqiir — IIRフィルタの設計
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