mgetstr
ファイルから文字列を読み込む
呼び出し手順
str = mgetstr(n [,fd])
引数
- n
非負の整数: 読み込む文字数.
- fd
整数:mopen から返され, 文字を読み込むファイル記述子.
-1
は, 直近にオープンされたファイルを意味します.- str
読み込まれた文字列
説明
mgetstr
関数は,
ファイルから最大n
文字を
読込みます.
n
文字を読み込む前に
ファイル終端に達した場合,
mgetstr
は
適切に読み込まれた値のみを返します.
この結果, mgetstr
コール時に
リードカーソルが既にファイル終端にあった場合,
n
の設定値によらず
空の文字列が返されます.
例
fn = SCI + '/ACKNOWLEDGEMENTS'; // ファイルへの絶対パス details = fileinfo(fn); // ファイルの詳細を取得 len = details(1); // ファイルの長さを取得 fd = mopen(fn, 'rt'); // 読込モードでテキストとしてファイルをオープン str1 = mgetstr(33, fd) // fdから33文字読み込む length(str1) // 33文字読み込む str2 = mgetstr(272, fd) // fdから次の272文字を読み込む length(str2) // 272文字読込まれた mseek(len - 5); // ファイル終端から5文字目にジャンプ str3 = mgetstr(10, fd) // 10文字読み込む: 5文字のみ返され, 残りはなし length(str3) // 5文字あることを確認: 改行はみつかりません :) str4 = mgetstr(10, fd) // 10文字読込み: 空の文字列が返されます length(str4) // 空の文字列 mclose(fd); // ファイル記述子を閉じる
参照
- mclose — オープンされているファイルを閉じる
- meof — ファイルの終端に達したかどうかを確認する
- mfprintf — converts, formats, and writes data to a file
- fprintfMat — 行列をファイルに書き込む
- mfscanf — 標準入力から入力を読み込む (C言語の scanf 関数へのインターフェイス)
- fscanfMat — テキストファイルから行列を読み込む
- mget — parses numbers in a binary file and returns them as decimals
- mgetstr — ファイルから文字列を読み込む
- mopen — ファイルをオープン
- mprintf — 変換, 整形し, Scilab主ウインドウにデータを書き込む
- mput — 指定したバイナリ形式でバイトまたはワードを書き込む
- mputstr — write a single text in an open file
- mscanf
- mseek — バイナリファイルの中でカレントの位置を設定する.
- mtell — ファイル先頭基準でカレントバイトのオフセットを返す
- mdelete — ファイルを削除
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