呼び出し手順
filename = getURL(URL); [filename, [content]] = getURL(URL [, targetDir [, username [, password]]]]); [filename, [content]] = getURL(URL [, targetFile [, username [, password]]]]);
引数
- URL
文字列: URL. サポートされており,テスト済みです: HTTP, HTTPS, FTP (IPv4 およびIPv6)
- targetDir
文字列オプションパラメータ:ファイルを保存するディレクトリ (空の場合はカレントディレクトリ)
- targetFile
文字列オプションパラメータ: ファイルの保存先(空の場合はカレントディレクトリ)
- username
文字列オプションパラメータ: 認証が必要なWebサイト用のユーザ名
- password
文字列オプションパラメータ: 認証が必要なWebサイト用のパスワード
- filename
文字列: ファイルをダウンロードするパス
- content
文字列: ダウンロードしたファイルの内容
説明
URLからファイルをダウンロード.
getURL はリモートURLからファイルをダウンロードします. getURLはURLで指定するものと同じ名前を使用します. しかし,いくつかの習慣に基づき(例えば,https://www.scilab.org/) ファイル名がURLで指定されない場合に, getURLはファイル名をindex.htmlに変更します.
content はURLに指定されたページの内容を有します.
この関数は curlライブラリにもとづいています.
認証が必要なWebサイト用にusername と password を指定できます. 使用される認証方法はCURLAUTH_ANYで, libcurlライブラリのCURLOPT_HTTPAUTHパラメータで指定されます.
IPv6 (そして当然 IPv4) が getURLにより標準でサポートされます.
このバージョンではプロキシ設定が有効となっています. ATOMS設定ファイルのパラメータを使用します.
URLに追従して確実にダウンロードを行うには, curlオプションCURLOPT_FOLLOWLOCATION を有効にします.
getURL
は libcurlにもとづいています.
公式のScilabバイナリにおけるこのライブラリのバージョンは,
HTTP, HTTPS, FTP および FTPS サポートを有効にしてコンパイルされています.
Scilabがディストリビューションのパッケージシステムによりインストールされた場合,
HTTP, HTTPS および FTPS以外の
他のプロトコル
も動作する可能性があります.しかし, これらはまだ十分に試験されていません.
例
// URLをダウンロードし, ファイル maths_simulation に保存します getURL("https://www.scilab.org/products/scilab/features/maths_simulation"); // Scilabホームページをカレントディレクトリに保存します (そしてファイルにリネーム) getURL("https://www.scilab.org","scilab_homepage.html"); // Scilabの例をダウンロードし, 実行します myFile = getURL("https://fileexchange.scilab.org/toolboxes/contour3d/10.03/files/contour3d.sci",TMPDIR) exec(myFile); contour3d(); // 認証を使用 getURL("http://httpbin.org/basic-auth/user/passwd",TMPDIR+"/testfile.html","user","passwd") // IPv6接続を使用 getURL("http://ipv6.google.com/intl/en_com/images/srpr/logo3w.png") // 内容を取得 [myFile, content] = getURL("https://fileexchange.scilab.org/toolboxes/contour3d/10.03/files/contour3d.sci",TMPDIR)
参照
- splitURL — URL (HTTP, HTTPS, FTP...) を分解
History
バージョン | 記述 |
5.5.0 | この関数はScilab 5.5.0で追加されました |
2023.1.0 | Tagged obsolete and will be removed in Scilab 2025.0.0. |
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