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ode_optional_output
ode ソルバのオプション出力の説明
説明
このページは,
ode関数のオプションの左辺引数
w
およびiw
に返される最も重要な値について記述するものです.
これらは, lsode
lsoda
および lsodar
ODEソルバの場合のみ有効です.
より詳細については,
SCI/modules/differential_equations/src/fortran/lsod*.f 内の
ソルバのFortranコードのコメントを参照ください.
.
- w(11)
直近に(成功裏に)使用した時間刻み t
- w(12)
次のステップで試行されるステップサイズ.
- w(13)
ソルバが実際に達した独立変数のカレントの値, すなわち,tのカレントの内部メッシュ点. 出力される tcur は最低でも引数 t となり, (補間が行われた場合には,) t 以降となる場合もあります.
- w(14)
許容誤差のスケールファクタで,1より大きく, 精度が過剰なリクエストが検出された場合に計算されます (問題の開始時に検出された場合: istate = -3, その他の場合: istate = -2). itol が変更されず rtol および atol が共に次のコールで
tolsf=w(14)
倍に増やされる場合, ソルバは成功したとみなされます. (ユーザはtolsf
を無視し, 他の適当な手段で許容誤差パラメータを変更することも可能です.)- w(15)
(もしあれば,)直近の手法切替を行った時間における t の値. この値は
lsode
ソルバでは意味がありません.- iw(10)
これまでに問題に関して
g
を評価した数. この値はlsodar
ソルバでは意味がありません.- iw(11)
これまでに問題に関して行われたステップ数.
- iw(12)
これまでに問題に関して行われた f の評価の回数.
- iw(13)
これまでに問題に関して行われたヤコビアン(および行列のLU分解)の評価の回数.
- iw(14)
(成功裏に)直近に使用された手法の次数.
- iw(15)
次のステップで試行される次数.
- iw(16)
重みつきローカル誤差ベクトル( e(i)/ewt(i) )における 最大の大きさの要素の添字, エラーの場合に istate = -4 または -5 と共に返されます.
- iw(17)
実際に必要な
w
の長さであり, rworkの長さが問題の残りの処理で固定され, 切替が発生すると仮定されます. この値は通常のリターン時に定義され, 異常な入力が行われた場合には不十分な記憶容量が返されます.- iw(18)
実際に必要な
iw
の長さであり,iw
の長さが問題の残りの処理で固定され, 切替が発生すると仮定されます. この値は通常のリターン時に定義され, 異常な入力が行われた場合には不十分な記憶容量が返されます.- iw(19)
直近の処理が成功したステップに関する手法のインジケータです. 1 は adams (非スティッフ), 2 は bdf (スティッフ) を意味します. この値は
lsode
ソルバでは意味がありません.- iw(20)
カレントの手法のインジケータです. 1 は adams (非スティッフ), 2 は bdf (スティッフ) を意味します. この値は次のステップで試行される手法です. よって, この値は,手法の切替が行われた直後のみ
iw(19)
の 値と異なります. この値はlsode
ソルバでは意味がありません.
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