ddp
外乱デカップリング
呼び出し手順
[Closed,F,G]=ddp(Sys,zeroed,B1,D1) [Closed,F,G]=ddp(Sys,zeroed,B1,D1,flag,alfa,beta)
パラメータ
- Sys
行列
(A,B2,C,D2)
を含むsyslin
リスト- zeroed
整数ベクトル, ゼロ化する
Sys
の出力の添え字.- B1
real matrix
- D1
実数行列.
B1
およびD1
は同数の列を有します.- flag
文字列
'ge'
または'st'
(デフォルト) または'pp'
.- alpha
実数または複素数のベクトル (閉ループ極の位置)
- beta
r実数または複素数のベクトル (閉ループ極の位置)
説明
完全な外乱デカップリング(出力ゼロ化アルゴリズム).
線形システムとゼロ化する出力の部分集合 z を指定すると,
wからzへの伝達関数がゼロとなるようなSysの入力wを
明らかにします.
Sys
は,
1入力,2出力の線形システム {A,B2,C,D2} ( すなわち Sys: u-->(z,y) ),
Sys
およびB1,D1
で定義される以下のシステムの一部です:
xdot = A x + B1 w + B2 u z = C1 x + D11 w + D12 u y = C2 x + D21 w + D22 u
Sysの出力は(z,y)に分割され,zはゼロ化されます. すなわち, 行列 CとD2は次のようになります:
C=[C1;C2] D2=[D12;D22] C1=C(zeroed,:) D12=D2(zeroed,:)
行列 D1
は同様に
D11=D1(zeroed,:)
として
D1=[D11;D21]
のように分割されます.
制御則は u=Fx+Gw で,
閉ループシステム w-->z は以下のように定義されます.
xdot= (A+B2*F) x + (B1 + B2*G) w z = (C1+D12F) x + (D11+D12*G) w
この式は,ゼロ伝達関数を有します.
flag='ge'
は安定性拘束条件を有しません.
flag='st'
: 安定な閉ループシステムを探します (A+B2*F 安定).
flag='pp'
: A+B2*Fの固有値を alfa
および
beta
に割付ます.
閉ループは閉ループしすてむw-->y
の実現です.
xdot= (A+B2*F) x + (B1 + B2*G) w y = (C2+D22*F) x + (D21+D22*G) w
安定性 (resp. 極配置) は(A,B2)が可安定(もしくは可制御性)であることを必要とします.
例
rand('seed',0);nx=6;nz=3;nu=2;ny=1; A=diag(1:6);A(2,2)=-7;A(5,5)=-9;B2=[1,2;0,3;0,4;0,5;0,0;0,0]; C1=[zeros(nz,nz),eye(nz,nz)];D12=[0,1;0,2;0,3]; Sys12=syslin('c',A,B2,C1,D12); C=[C1;rand(ny,nx)];D2=[D12;rand(ny,size(D12,2))]; Sys=syslin('c',A,B2,C,D2); [A,B2,C1,D12]=abcd(Sys12); //Sys12の行列. my_alpha=-1;my_beta=-2;flag='ge'; [X,dims,F,U,k,Z]=abinv(Sys12,my_alpha,my_beta,flag); clean(X'*(A+B2*F)*X) clean(X'*B2*U) clean((C1+D12*F)*X) clean(D12*U); //アドホックに B1,D1を計算 G1=rand(size(B2,2),3); B1=-B2*G1; D11=-D12*G1; D1=[D11;rand(ny,size(B1,2))]; [Closed,F,G]=ddp(Sys,1:nz,B1,D1,'st',my_alpha,my_beta); closed=syslin('c',A+B2*F,B1+B2*G,C1+D12*F,D11+D12*G); ss2tf(closed)
参照
- abinv — AB 不変部分空間
- ui_observer — 未知入力オブザーバ
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