clear

引数

a, b, c...

任意の型および大きさの変数, ただし,保護されていないこと

説明

このコマンドは保護されていない変数を消去します. 変数は環境から削除されます. clear はpredefで保護された 変数以外の全ての変数を消去します. このため,2つのコマンド predef(0) およびclear により全ての変数が削除されます.

通常,保護される変数は標準ライブラリとパーセント構文の変数です.

正しい構文はclear aおよびclear('a')であり, clear(a)ではないことに注意してください. a=[] は a を消去しませんが, aを空の行列にすることに注意してください.

コマンド clear は存在しない変数も消去します, すなわち, clear は存在しない変数を存在するものとして 消去します.

例

a = 2;
b = 3;
c = 4;
clear a
isdef("a") // F
isdef("b") // T
clear("b");
isdef("b") // F
a = 2;
b = 3;
c = 4;
clear(['a' 'b' 'c'])
isdef("a") | isdef("b") | isdef("c") // F

参照

• predef — 変数の保護
• who — 変数の一覧

履歴