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uicontrolプロパティ
uicontrolプロパティの説明.
プロパティ
- BackgroundColor
[1,3] 実数ベクトルまたは文字列
uicontrolの背景色です. 色は赤,緑および青の値として指定されます. これらの値は[0,1]の範囲の実数です. 色は[R,G,B]のような実数ベクトルまたは"R|G|B|"のように "|"で区切られた文字列で指定できます.
このプロパティを
[-1 -1 -1]
に設定すると ルックアンドフィールをデフォルトの背景色に設定します.- Border
Borderオブジェクト.
frame
スタイルのuicontrolsでのみ使用され, このオブジェクトは createBorder により作成されます.この値に
[]
を設定すると フレームの境界が削除されます.- Callback
文字列
uicontrolが有効な時(例えばボタンをクリックした時), Scilabインタプリタで評価される命令.
このプロパティは
layer
,frame
およびtext
スタイルの uicontrolsでは使用されません.- Callback_Type
整数
uicontrolに送信されるコールバックの型.
-1
none (コールバックはアクティブではありません)0
Scilab命令1
CまたはFortran関数2
Scilab関数
- Constraints
Constraintsオブジェクト.
このオブジェクトは createConstraints により作成され,uicontrolのその親の対する位置と大きさに関する拘束条件を 記述します.
この値に
[]
を設定すると拘束条件を消去します.- Enable
{on} | off
uicontrolを有効または無効にします. このプロパティを
"on"
(デフォルト)に 設定した場合, uicontrolは有効となりますが, このプロパティに"off"
を指定すると uicontrolはマウスの操作に応答せず,グレイアウトされます.- FontAngle
{normal} | italic | oblique
コントロールが何らかのテキストを含む場合, このプロパティはフォントの傾きを設定します.
- FontSize
スカラー
コントロールが何らかのテキストを含む場合, このプロパティはフォントの大きさをFontUnits単位で設定します.
- FontUnits
{points} | pixels | normalized
コントロールが何らかのテキストを含む場合, このプロパティはFontSizeを指定する単位を指定します.
- FontWeight
light | {normal} | demi | bold
コントロールが何らかのテキストを含む場合, このプロパティは使用するフォントの重みを指定します.
- FontName
文字列
コントロールのテキストを表示する際に 選択されたフォントの名前を選ぶ際に使用されます.
- ForegroundColor
[1,3] 実数ベクトルまたは文字列
uicontrolの前景色です. 色は赤,緑および青の値として指定されます. これらの値は[0,1]の範囲の実数です. 色は[R,G,B]のような実数ベクトルまたは"R|G|B|"のように "|"で区切られた文字列で指定できます.
このプロパティを
[-1 -1 -1]
に設定すると, ルックアンドフィールによりデフォルトの表示色を設定します.- Groupname
文字列
radiobutton
およびcheckbox
スタイルuicontrolsの場合, 本プロパティにより同じグループ全体のuicontrolを 管理できるようになります. 例えばcheckbox
uicontrolのグループは, 選択の単一性を自動的に管理します.- HorizontalAlignment
left | {center} | right
uicontrolのテキスト水平アラインメントを設定します.
- Icon
文字列.
このプロパティは, (Scilabワーキングディレクトリに対する) 相対パス,または,
pushbutton
またはtext
uicontrolで使用される 使用する画像ファイルの絶対パスを表します.tab
uicontrols内のframe
uicontrols の場合, iconプロパティはシートのアイコンを設定します.- Layout:
このプロパティは,
frame
uicontrols の子を配置する 際に使用するレイアウトを設定します. 利用可能なレイアウトに関する詳細については, レイアウトのページを参照ください.- Layout_options:
このプロパティは
frame
の子を 配置する際に使用されるレイアウトのオプションを設定します. 利用可能なオプションに関する詳細については, レイアウトのページを参照ください.- ListboxTop
スカラー
listbox
uicontrolsのみで使用され, このプロパティは, リストの可視領域の最初の行に現れるリストの要素を 指定します.- Margins
[1,4] 実数ベクトル.
[top, left, bottom, right]
(ピクセル単位)で uicontrolの周りの空き空間を設定します.- Max
スカラー
"Value"プロパティで設定できる最大値を指定します. しかし,各uicontrolにおいて以下のように異なる意味を 有します:
checkbox
およびradiobutton
uicontrols: Max はコントロールがチェックされた際に とる"Value"プロパティの値です.slider
およびspinner
uicontrols: 要素の最大値.listbox
uicontrols: (Max-Min)>1 の場合, リストは複数の選択が可能です.edit
uicontrols: (Max-Min)>1 の場合, editは複数行の選択が可能です.
- Min
スカラー
"Value"プロパティで設定できる最小値を指定します. しかし,各uicontrolにおいて以下のように異なる意味を 有します:
checkbox
およびradiobutton
uicontrols: Minはコントロールのチェックが外された際に "Value"プロパティがとる値です.slider
およびspinner
uicontrols: 要素の最小値.listbox
uicontrols: (Max-Min)>1 の場合,リストで複数の選択を行うことができます.edit
uicontrols: (Max-Min)>1 の場合, edit は複数行を選択することができます.
- Parent
ハンドル
uicontrolの親のハンドル. このプロパティを変更すると, コントロールをある図から別の図に移動することができます.
- Position
[1,4] 実数ベクトルまたは文字列.
このプロパティは, コントロールの形状を設定または取得する際に使用されます. このプロパティはベクトル [x y w h]です. ただし,各文字は左上隅のx位置,左上隅のy位置, uicontrolの幅および高さを表します. "x|y|w|h"のように 各文字を"|"で区切った文字列で表すこともできます. 単位は,"Units"プロパティで定義されます.
幅と高さはスライダの向きを定義します. 幅が高さよりも大きい場合,スライダは水平の向きとなり, それ以外の場合は垂直に配置されます.
- Relief
{default} | flat | groove | raised | ridge | solid | sunken
uicontrolの境界の外観.
"default"
はアプリケーションの ルックアンドフィールがreliefを設定する際に使用されることを意味します.古くなったuicontrol用のskinを使用した場合, デフォルト値はuicontrolのスタイルに関係します:
pushbutton
uicontrols: "Relief" プロパティのデフォルト値は "raised"です.edit
uicontrols: "Relief" プロパティのデフォルト値は "sunken"です.他の uicontrols: "Relief"プロパティのデフォルト値は "flat"です.
- Scrollable
論理値.
frame
およびedit
スタイル uicontrolsで使用され, このプロパティは uicontrolがスクロール機能を有する(%T
)または 有さない(デフォルト%F
)ことを示します.frame
の場合,この値は生成時に 指定する必要があります.- SliderStep
[1,2] 実数ベクトル
[small big], smallステップはスライダをクリックした際, または(スライダにフォーカスがある時に) キーボード矢印をタッピングした際の移動量を表します; bigステップはCtrl-keyboard-矢印により移動する量を表します. bigステップが省略された場合, スケールの1/10がデフォルト値となります.
spinner
uicontrolの場合, このプロパティの最初の値が固定ステップとして使用されます.- String
文字列.
このプロパティは(FrameおよびSliderスタイルを除く) uicontrolに表示されるテキストを表します. 表の場合,この値は文字列の行列です. ListBoxesおよびPopupMenusの場合, この値は文字列のベクトルまたは 各要素を"|"で区切った文字列とすることができます. Text uicontrolsの場合, テキストを整形するために この文字列にHTMLコードを含めることができます.
pushbutton
またはtext
uicontrols の場合, テキストを2つの$ (ドル記号)で括ると,そのテキストは LaTeX式とみなされます. また,< および > で括ると,MathML式とみなされます.layer
およびtab
uicontrolsの場合, この値は選択された子のタグを指定します.image
uicontrolsの場合, この値は画像ファイルのパスを指定します.table
uicontrolsの場合, この値は以下のように表データを指定します:[IGNORED COL1-HEADER...COLN-HEADER;ROW1-HEADER, ROW1COL1-DATA, ROW1COLN-DATA;...;ROWM-HEADER, ROWMCOL1-DATA, ROWMCOLN-DATA]
.色選択, アイコン, 背景および表面色を管理する
listbox
およびpopupmenu
uicontrols の場合,String
プロパティを 以下の形式に一致する行列に設定できます:["#color1", "Item1", "#background1", "#foreground1"; "#color2", "Item2", ..., ...]
["icon1", "Item1", "#background1", "#foreground1"; "icon2", "Item2", ..., ...]
ただし,"#color1"
,"#background1"
および"#foreground1"
はHTML形式#XXXXXX
です. この要素は色付きのボックスまたは関連する文字列の 左にアイコンを表示し, 要素毎に異なる背景/表面色で表示します.
- Tag
文字列
このプロパティは一般にコントロールを特定するために使用されます. これによりコントロールに"名前"を付けることができます. 通常,
findobj()
と組み合わせて使用されます.- Title_position
{top} | left | bottom | right
tab
スタイル uicontrolのタブの位置.- Title_scroll
論理値
tab
スタイル uicontrol のタブが ラップされる (title_scroll=%F
) か スクロールされる (title_scroll=%T
)かを示します.- TooltipString
文字列または文字列ベクトル
このプロパティは, マウスがこのuicontrolの上を通過した際に表示される uicontrol tooltipのテキストを表します.
- Units
{points} | pixels | normalized
"Position"プロパティを指定するために使用される単位を設定します.
- Userdata
Scilabデータを
Scilabオブジェクト(string,string matrix, matrix mxn)をuicontrolに 関連付ける際に使用できます.
- Value
スカラーまたはベクトル
uicontrolの値. 正確な意味はuicontrolのスタイルに依存します:
checkbox
andradiobutton
uicontrols: value is set to Max (see above) when on and Min when off.listbox
およびpopupmenu
uicontrols: 値はリスト内で選択されたエントリの添字に対応する 添字のベクトルとなります. 1はリストの最初の要素です.slider
およびspinner
uicontrols: 要素により指定された値.layer
およびtab
uicontrols: 表示された要素の添字.image
uicontrols: 値は,画像プロパティ[X-Scale Y-Scale X-Shear Y-Shear RotationAngle]
を設定する際に使用されます.
- Verticalalignment
top | {middle} | bottom
uicontrolでテキストの垂直アラインメントを設定します. このプロパティはText および CheckBoxes スタイルでのみ 効果があります.
- Visible
{on} | off
uicontrolの可視/不可視を設定します. このプロパティが
"on"
(デフォルト)に設定された場合,uicontrolは可視です. しかし,このプロパティが"off"
に設定された場合, uicontrolは親の図の中に表示されません.
参照
履歴
バージョン | 記述 |
5.5.0 | プロパティが追加・更新されました:
|
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