listfiles
ファイルのリスト
呼び出し手順
files = listfiles(paths [, flag, flagexpand])
引数
- paths
パス名の集合を指定する文字列の行列 (多くの場合, 末尾が
*のパターンとなります)- flag, flagexpand
オプションの論理値パラメータ (デフォルト値は
%tです).- files
文字列の行列.
説明
listfiles は,
パスエントリの指定したパターンのどれかに一致するファイル
の一覧を得るために使用されます.
パターンは,ファイルに関する情報を取得するために
Unixではls,Windowsでは
dirコマンドに指定されます.
このため, ポータブルなScilabスクリプトを書くためには,
両方のOSに有効なワイルドカードパターンを指定する必要があります.
パス名の変換が行われ,例えばSCI/core/macros/*.sci
はUnixとWindowsの両方で有効なパターンであることに注意してください.
flag が真の場合,pathsで
指定したパス名は getos() == 'Windows' の値に基づき変換されます
(pathconvert参照).
さらに,flagexpand が真の場合,
HOME, SCI または ~ のような
主要な文字列は環境変数を用いて展開されます.
入力引数 paths がディレクトリ名の場合,
返されるfilesはディレクトリのネーティブな名前です.
入力引数pathsが複数の要素を有する場合,または
パターンfiles
(例: "/*", "*.c")を有する場合,
返されるfilesは絶対パス
(すなわち,ディレクトリ名の末尾にファイル名を追加したもの)です.
例
files=listfiles(['SCI/modules/core/macros/*.sci';'SCI/modules/core/macros/*.bin']);
履歴
| バージョン | 記述 |
| 5.4.0 | pathsが単一の文字列でない場合, 返されるファイルは全て絶対パス形式に統一されます. |
参照
- findfiles — 指定したファイル仕様を有する全てのファイルを見つける
- basename — ファイル名からディレクトリと接尾辞を取り除く
- pathconvert — POSIXおよびwindowsの間でパス名を変換.
履歴
| バージョン | 記述 |
| 5.4.0 | If paths is not a single string, all returned files are homogenized with the absolute path form. |
| 6.0.2 | Under Windows, up to 6.0.1, listfile("test") actually
performed listfile("test.*"). It is no longer the case. |
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