説明
javasciのバージョンV1には以下に示すいくつかの重要な制限がありました:
- Scilab言語か任意の変数を取得するためには,
事前に変数の型を知ることが必要でした.
- インターフェイスにより管理されるのは小数の型のみでした
(論理値, double, 複素数および文字列).
- ScilabとJavaの間で整合性を欠いていました.
例えば, Scilab では,スカラー ([1,1]の行列)は行列です.
Javaインターフェイスでは, 異なる2種類のデータ型
(例: SciDouble および SciDoubleArray)となります.
- 多くのデータ型ではシリアル化ができませんでした.
- Scilab関数のコールはExecメソッドでのみ可能で,
複数の出力引数を取得する場合に複雑になっていました.
- パッケージ名はScilabおよびScilab Java checkstyleの
パッケージ名命名規則に従っていませんでした.
- グラフィックウインドウの管理が大変でした
(この問題はJavasci v2でもまだ未解決です).
- イベントループとの連携がありません
(この問題はJavasci v2でもまだ未解決です).