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2024.1.0 - 日本語


detrend

ベクトルから定数, 線形または区分線形トレンドを削除する

呼び出し手順

y = detrend(x)

y = detrend(x,flag)

y = detrend(x,flag,bp)

引数

x

実数または複素数のベクトルまたは行列 (扱う信号)

flag

線形または区分線形処理の場合は "linear" (または "l"), 定数処理の場合は "constant" (または "c") に等しい文字列.

bp

区分線形処理を行う場合に使用する区切点.

y

出力, 信号x からトレンドを除いたもの.

説明

この関数は,ベクトルxから定数または線形または 区分線形トレンドを削除します. 一般に この関数はフーリエ解析の前に使うと便利です. x が行列の場合, この関数は x の各列のトレンドを除去します.

flag = "constant" or "c" detrend が定数トレンドを削除する場合, そして,flag = "linear"または"l"の場合, この関数は線形トレンドを削除します. 3番目の引数bpを追加することにより, 連続区分線形トレンドを削除することができます. 信号 xの"instants" は 0 から m-1 となることに注意してください (xがベクトルの場合は m = length(x), x が行列の場合はm = size(x,1)). このため,区切点bp(i)は, [0 m-1] の範囲の実数とする必要があります (範囲外の区切点はbpベクトルから除かれます).

トレンドは,適当な関数空間におけるxの最小二乗フィッティング により取得されます.

t = linspace(0,16*%pi,1000)';
x = -20 + t + 0.3*sin(0.5*t) + sin(t) + 2*sin(2*t) + 0.5*sin(3*t);
y = detrend(x);
clf()
plot2d(t,[x y],style=[2 5])
legend(["before detrend","after detrend"]);
xgrid()
t = linspace(0,32*%pi,2000)';
x = abs(t-16*%pi) + 0.3*sin(0.5*t) + sin(t) + 2*sin(2*t) + 0.5*sin(3*t);
y = detrend(x,"linear",1000);
clf()
plot2d(t,[x y],style=[2 5])
legend(["before detrend","after detrend"]);
xgrid()
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Mon Jun 17 17:54:18 CEST 2024