cspect
相関法により2つの離散時間信号の間で推定する 両側相互スペクトル
呼び出し手順
sm = cspect(nlags, npoints, wtype, x) sm = cspect(nlags, npoints, wtype, x, y) sm = cspect(nlags, npoints, wtype, nx) sm = cspect(nlags, npoints, wtype, nx, ny) [sm, cwp] = cspect(.., wpar)
引数
- x
ベクトル, 最初の信号のデータ.
- y
ベクトル, 二番目の信号のデータ.
yを 省略した場合,xに等しいと仮定されます(自己相関). 指定された場合,xと同じ数の要素を有している必要が あります.- nx
スカラー :
x信号の点の数. この場合, 信号xのセグメントはgetxという名前のユーザ定義の関数 により読み込まれます (下記参照).- ny
スカラー :
y信号の点の数. この場合,yのセグメントがgetyという名前のユーザ定義関数により読み込まれます (下記参照). 指定された場合,nyはnxに 等しくする必要があります.- nlags
相関遅延の数 (正の整数)
- npoints
変換する点の数 (正の整数)
- wtype
ウインドウ型
're': 矩形'tr': 三角形'hm': ハミング'hn': ハニング'kr': カイザー,この場合,wpar 引数を指定する必要があります'ch': チェビシェフ, この場合, wpar 引数を指定する必要があります
- wpar
カイザーおよびチェビシェフ ウインドウに関するオプションパラメータ:'kr':
wpar は厳密に正の数である必要があります'ch':
wparは要素数2のベクトル[main_lobe_width,side_lobe_height]である必要があります. ただし,0<main_lobe_width<.5, およびside_lobe_height>0
- sm
正規化された周波数の間隔
[0,1]において パワースペクトルを推定します. 大きさnpointsの行配列です. 自己相関関数の場合は実数, 相互相関関数の場合は複素数の配列です.- cwp
チェビシェフウインドウの場合は,チェビシェフウインドウのパラメータ の未指定のもの. 指定されていないチェビシェフウインドウのパラメータ
説明
2つの信号x および yの
信号の相互スペクトル,そうでない場合は xを計算します.
スペクトル密度は相関法により得られます.

相関法は自己/相互相関関数の修正された推定値の フーリエ変換としてスペクトル推定を計算します. この自己/相互相関修正推定は, データの場合はオーバーラップしたサブ区間から 反復的に計算する自己相関関数の推定値と, この後,結果を得るためのこれらの推定値の平均化 からなります.
ウインドウの点数は
2*nlags-1です.
バッチ処理の場合,
x とy のデータは,
ユーザ定義関数getxおよびgety
によりセグメント毎に読み込むことができます.
これらの関数は以下の呼び出し手順を有します:
xk=getx(ns,offset) および
yk=gety(ns,offset)
ただし, ns はセグメントの大きさ,
offset は信号全体の最初のセグメント要素の
添字です.
警告
5.0.2までのバージョンのScilabでは,返り値は 現在の値の絶対値でした.
参考文献
Oppenheim, A.V., and R.W. Schafer. Discrete-Time Signal Processing, Upper Saddle River, NJ: Prentice-Hall, 1999
例
rand('normal'); rand('seed',0); x = rand(1:1024-33+1); // eqfirでローパスフィルタを作成m [nf, bedge, des, wate] = (33, [0 .1;.125 .5], [1 0], [1 1]); h = eqfir(nf, bedge, des, wate); // 有色のデータを得るために白色のデータをフィルタ処理 h1 = [h 0*ones(1:max(size(x))-1)]; x1 = [x 0*ones(1:max(size(h))-1)]; hf = fft(h1,-1); xf = fft(x1,-1); yf = hf .* xf; y = real(fft(yf,1)); sm = cspect(100, 200, 'tr', y); smsize = max(size(sm)); fr = (1:smsize)/smsize; plot(fr, log(sm))
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