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atan
2象限および 4象限逆正接
呼び出し手順
phi = atan(x) phi = atan(y, x)
引数
- x
実数または複素数のスカラー/ベクトル/行列
- phi
実数または複素数のスカラー/ベクトル/行列
- x, y
同じサイズの実数(スカラー,ベクトルまたは行列)
- phi
実数(スカラー,ベクトルまたは行列)
説明
最初の形式は2象限逆正接を計算します.
これは,tan(phi)
の逆関数です.
x
が実数の場合,
phi
は (-π/2,π/2) の範囲となります.
x
が複素数の場合,
atan
は二つの特異な分岐点
+%i
, -%i
を有し,
選択した分枝切断(branch cuts)は, 虚数の2つの半直線
[i,i∞) および
(-i∞,-i] となります.
2番目の形式は4象限逆正接を計算します(Fortranの
atan2
).
この場合,この関数は,複素数 x+i*y
の偏角(角度)を
返します.
atan(y, x)
の範囲は, (-π,π] です.
引数が実数の場合,x>0
には
両形式とも同じ値となります.
引数がベクトルまたは行列の場合,
要素毎に評価が行われ,phi
は
同じ大きさのベクトルまたは行列となります.
この際, phi(i, j) = atan(x(i, j))
または
phi(i,j) = atan(y(i, j), x(i, j))
となります.
例
参照
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