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Scilabヘルプ >> Files : Input/Output functions > mget

mget

指定したバイナリ形式で バイトまたはワードを読み込み, double に変換

mgeti

指定したバイナリ形式で バイトまたはワードを読み込み, int型に変換

呼び出し手順

x = mget([n, type, fd])

x = mgeti([n, type, fd])

引数

n

正のスカラー: 読み込むデータの数.

fd

スカラー: mopenにより返されたファイル記述子. -1は直近にオープンされたファイルを意味します. デフォルト値は-1です.

type

文字列: xの全エントリを書き込むために使用する バイナリフォーマットを指定.

x

浮動小数点数または整数値のベクトル

説明

mget 関数は, ストリームパラメータfdにより指定された入力の データを読み込み,浮動小数点数データのベクトルを返します.

mgeti 関数は, ストリームパラメータfdにより指定された入力の データを読み込み,整数データのベクトルを返します.

ファイルポインタが現在指している場所からデータが読み込まれ, 適当にインジケータが進まされます.

typeパラメータは変換指定子で, 以下のフラグ文字のどれか (デフォルト値は"l")を設定できます:

Windowsにおけるデフォルトの動作では,バイト13 (0x0D)をスキップします. 'b'を指定してmopenを コールする必要があります. 例えば, 例外なく全てのバイトを読み込むには, fd1 = mopen(file1,'rb') とします.

データ型:

d

double

f

float

l

long

i

int

s

short

c

character

オプションのフラグ:

u..

符号なし (上記の型のどれかと組み合わせます)

..l

リトルインディアン (上記の型のどれかと組み合わせます)

..b

ビッグインディアン (上記の型のどれかと組み合わせます)

(little=endianステータスをチェックすることにより) 読み込まれたバイトは必要に応じて自動的にスワップされます.

このデフォルトのスワップ動作は mopen関数にフラグを追加することにより抑制することが できます.

フォーマット "l", "d" および "f" は, mget 関数でのみ有効です.

file1 = fullfile(TMPDIR,'test1.bin');
file2 = fullfile(TMPDIR,'test2.bin');
fd1=mopen(file1,'wb');
fd2=mopen(file2,'wb');
mput(1996,'ull',fd1);
mput(1996,'ull',fd2);
mclose(fd1);
mclose(fd2);
fd1=mopen(file1,'rb');
if 1996<>mget(1,'ull',fd1)
  write(%io(2),'Bug');
end

fd2=mopen(file2,'rb');
if 1996<>mget(1,'ull',fd2)
  write(%io(2),'Bug');
end

mclose(fd1);
mclose(fd2);

参照

  • mclose — オープンされているファイルを閉じる
  • meof — ファイルの終端に達したかどうかを確認する
  • mfprintf — 変換,整形し,ファイルにデータを書き込む
  • fprintfMat — 行列をファイルに書き込む
  • mfscanf — 標準入力から入力を読み込む (C言語の scanf 関数へのインターフェイス)
  • fscanfMat — テキストファイルから行列を読み込む
  • mgetl — アスキーファイルから行を読み込む
  • mgetstr — ファイルから文字列を読み込む
  • mopen — ファイルをオープン
  • mprintf — 変換, 整形し, Scilab主ウインドウにデータを書き込む
  • mput — 指定したバイナリ形式でバイトまたはワードを書き込む
  • mputl — テキストファイルに文字列を書き込む
  • mputstr — ファイルに文字列を書き込む
  • mscanf
  • mseek — バイナリファイルの中でカレントの位置を設定する.
  • mtell — ファイル先頭基準でカレントバイトのオフセットを返す
  • mdelete — ファイルを削除
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Last updated:
Tue Feb 14 15:10:31 CET 2017