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Scilabヘルプ >> Signal Processing > xcorr

xcorr

離散自己/相互相関を計算する

呼び出し手順

[c [,lagindex]] = xcorr(x [,maxlags [,scaling]])

[c [,lagindex]] = xcorr(x,y [,maxlags [,scaling]])

パラメータ

x

実数または複素浮動小数点数のベクトル.

y

実数または複素浮動小数点数のベクトル. デフォルト値は x.

maxlags

スカラーで,1より大きな整数. デフォルト値は n. ただし,nx, yベクトルの長さの大きい方です.

scaling

文字列で,値は以下のどれか: "biased", "unbiased", "coeff", "none". デフォルト値は "none".

c

実数または浮動小数点数のベクトルで,向きは xと同じです.

lagindex

行ベクトルで, cの値に 対応する添字(lag index)を有します.

説明

  • c=xcorr(x) は,以下のように正規化しない離散自己共分散を計算します: そして,c を返します. 自己共分散の並びは, となります.ただし,nは, xの長さです.
  • xcorr(x,y) は正規化しない離散相互共分散を以下のように計算します: 結果をcに返します. 相互共分散の並びは, となります. ただし,nは, xおよびy の長さの大きい方です.

maxlags 引数が指定された場合, xcorrc を 返し,共分散の並びは と なります. maxlagslength(x)よりも 大きい場合, cの先頭と末尾の複数の値は ゼロになります.

scaling 引数は, cに結果を出力する前に を正規化する方法を以下のように指定します:

  • "biased":c=/n.
  • "unbiased":c=./(n-(-maxlags:maxlags)).
  • "coeff":c=/(norm(x)*norm(y)).

注意

corr 関数はxおよびyの バイアス付き("biased")共分散を計算し, cのみを返します. 自己共分散の並びは,となります.

手法

この関数は, ifft(fft(x).*conj(fft(y)))により を計算します.

t = linspace(0, 100, 2000);
                
                y = 0.8 * sin(t) + 0.8 * sin(2 * t);
                
                [c, ind] = xcorr(y, "biased");
                
                plot(ind, c)

参照

作者

  • Serge Steer, INRIA

使用される関数

fft

履歴

バージョン記述
5.4.0 xcorr追加.
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Last updated:
Wed Apr 01 10:25:02 CEST 2015