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Scilab help >> GUI > uimenu

uimenu

図にメニューまたはサブメニューを作成する

呼び出し手順

h=uimenu([prop1,val1] [,prop2, val2] ...)
h=uimenu(parent,[prop1, val1] [,prop2, val2] ...)

引数

parent

整数,メニューの親のハンドル

prop{1, 2 ...}

文字列, 設定するプロパティの名前

val{1, 2 ...}

プロパティに作用するscilabオブジェクトの値

h

整数,対応するメニューのハンドル

説明

この関数により図にメニューを作成できます. parentが図の場合, メニュー要素が図のメニューバーに追加されます. parentがメニュー要素の場合, 新規要素が親の要素に追加され, カスケード状のサブメニューを作成できます. カスタマイズされたメニューを作成するには, 以下のプロパティを指定します:

プロパティ

Callback

文字列

メニューが有効な場合にScilabインタプリタにより 評価される命令. Mac OSXでは,"button menu"(子のないメニュー)の場合に コールバックは実行されないため, 子を一つ指定する必要があります.

Enable

{on} | off

メニューを有効または無効にします. このプロパティに "on" (デフォルト) を指定した場合,メニューは有効となり, このプロパティに"off"を 指定した場合,メニューはマウスのアクションに反応せず, グレイアウトされます.

Checked

on | {off}

要素チェックインジケータ. このプロパティに "on"を指定すると, チェックボックスを最初に表示した際に この要素のラベルの先頭にチェックボックスが 表示され,それがチェックされます. "off"を指定するとチェックボックスは表示されたままで チェックが外されます. このプロパティは特定のオプションの状態を示す 要素を表示する際に使用できます.

注意:

  • 作成後にチェックボックスを削除する手段はありませんが, 要素を削除することはできます.
  • デフォルトで,対話的にチェックをしたり,チェックを外すことは できません. このような処理はCallbackプロパティにより 実装できます.
  • このプロパティは親メニューでは無視されます.

ForegroundColor

実数ベクトル [1,3] または文字列

uimenuの表面色(フォントの色). 色は赤,緑および青の値として指定されます. これらの色は[0,1]の範囲の実数です. 色は実数ベクトル,すなわち [R,G,B]または "R|G|B"のように 各値を "|" で区切った文字列で指定できます.

Label

文字列.

このプロパティはメニューに表示するテキストを表します. テキストが2つの $ (ドル記号)で括られた場合, LaTeX式とみなされ, < および > で括られた場合, MathML式とみなされます.

Tag

文字列

このプロパティは, 一般にメニューを特定する際に使用されます. これにより"名前"を指定することができます. 主にfindobj()で指定する 際に使用されます.

Visible

{on} | off

uimenuの可視性を設定します. このプロパティに"on"(デフォルト)が 設定された場合, uimenuは可視となりますが, このプロパティに"off"が指定された場合, uimenuは親の図に表示されません.

f=figure('position', [10 10 300 200]);
// 図を作成
m=uimenu(f,'label', 'windows');
// メニューバーに要素を作成
m1=uimenu(m,'label', 'operations');
m2=uimenu(m,'label', 'quit scilab', 'callback', "exit");
// メニュー"windows"に2つの要素を作成
m11=uimenu(m1,'label', 'new window', 'callback',"show_window()");
m12=uimenu(m1,'label', 'clear  window', 'callback',"clf()");
// 要素"operations"にサブメニューを作成
close(f);
// 図を閉じる

メニューまたはサブメニューはLaTeXまたはMathMLラベルを 持つことができます

f=figure();
//LaTeX
mlatex=uimenu(f,'label', '$\LaTeX$');
ml1=uimenu(mlatex,'label', '$\int_0^\infty\mathrm{e}^{-x^2}\,dx$');
ml2=uimenu(mlatex,'label', '$\frac\sqrt{\pi}2$');
//MathML
mmathml=uimenu(f,'label', 'MathML');
mm1=uimenu(mmathml,'label', '<msup><mn>x</mn><mi>2</mi></msup>');
mm2=uimenu(mmathml,'label', '<mrow><msup><mn>a</mn><mi>2</mi></msup><mo>+</mo><msup><mn>b</mn><mi>2</mi></msup><mo>=</mo><msup><mn>c</mn><mi>2</mi></msup></mrow>');

要素

  • figure — 図を作成する
  • uicontrol — グラフィックユーザーインターフェイスオブジェクトを作成
  • uicontextmenu — コンテキストメニューを作成
  • set — グラフィックエンティティオブジェクトまたは またはユーザインターフェイスオブジェクトのプロパティの値を設定する.
  • get — グラフィックエンティティまたはユーザーインターフェイスオブジェクト からプロパティの値を取得する.
  • LaTeX および MathML — LaTeX またはMathML言語によりScilabグラフィックスで数式を表示する.
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Tue Apr 02 17:37:34 CEST 2013