Please note that the recommended version of Scilab is 2026.0.0. This page might be outdated.
See the recommended documentation of this function
ode_optional_output
ode ソルバのオプション出力の説明
説明
このページは,
            ode関数のオプションの左辺引数
            w およびiw
            に返される最も重要な値について記述するものです.
            これらは, lsode 
            lsoda および  lsodar
            ODEソルバの場合のみ有効です.
            より詳細については,
            SCI/modules/differential_equations/src/fortran/lsod*.f 内の
                ソルバのFortranコードのコメントを参照ください.
            .
- w(11)
- 直近に(成功裏に)使用した時間刻み t 
- w(12)
- 次のステップで試行されるステップサイズ. 
- w(13)
- ソルバが実際に達した独立変数のカレントの値, すなわち,tのカレントの内部メッシュ点. 出力される tcur は最低でも引数 t となり, (補間が行われた場合には,) t 以降となる場合もあります. 
- w(14)
- 許容誤差のスケールファクタで,1より大きく, 精度が過剰なリクエストが検出された場合に計算されます (問題の開始時に検出された場合: istate = -3, その他の場合: istate = -2). itol が変更されず rtol および atol が共に次のコールで - tolsf=w(14)倍に増やされる場合, ソルバは成功したとみなされます. (ユーザは- tolsfを無視し, 他の適当な手段で許容誤差パラメータを変更することも可能です.)
- w(15)
- (もしあれば,)直近の手法切替を行った時間における t の値. この値は - lsodeソルバでは意味がありません.
- iw(10)
- これまでに問題に関して - gを評価した数. この値は- lsodarソルバでは意味がありません.
- iw(11)
- これまでに問題に関して行われたステップ数. 
- iw(12)
- これまでに問題に関して行われた f の評価の回数. 
- iw(13)
- これまでに問題に関して行われたヤコビアン(および行列のLU分解)の評価の回数. 
- iw(14)
- (成功裏に)直近に使用された手法の次数. 
- iw(15)
- 次のステップで試行される次数. 
- iw(16)
- 重みつきローカル誤差ベクトル( e(i)/ewt(i) )における 最大の大きさの要素の添字, エラーの場合に istate = -4 または -5 と共に返されます. 
- iw(17)
- 実際に必要な - wの長さであり, rworkの長さが問題の残りの処理で固定され, 切替が発生すると仮定されます. この値は通常のリターン時に定義され, 異常な入力が行われた場合には不十分な記憶容量が返されます.
- iw(18)
- 実際に必要な - iwの長さであり,- iwの長さが問題の残りの処理で固定され, 切替が発生すると仮定されます. この値は通常のリターン時に定義され, 異常な入力が行われた場合には不十分な記憶容量が返されます.
- iw(19)
- 直近の処理が成功したステップに関する手法のインジケータです. 1 は adams (非スティッフ), 2 は bdf (スティッフ) を意味します. この値は - lsodeソルバでは意味がありません.
- iw(20)
- カレントの手法のインジケータです. 1 は adams (非スティッフ), 2 は bdf (スティッフ) を意味します. この値は次のステップで試行される手法です. よって, この値は,手法の切替が行われた直後のみ - iw(19)の 値と異なります. この値は- lsodeソルバでは意味がありません.
| Report an issue | ||
| << ode_discrete | Differential Equations, Integration | ode_root >> |