Scilab 5.3.3
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simp
有理数の簡単化
呼び出し手順
[N1,D1]=simp(N,D) H1=simp(H)
パラメータ
- N,D
実数多項式または実数行列多項式
- H
有理行列 (すなわち, エントリ
n/d
を有する行列 ,実数多項式n
およびd
)
説明
[n1,d1]=simp(n,d)
は,n1/d1 = n/d
となるような多項式
n1
および d1
を計算します.
N
および D
が多項式行列の場合,
計算が要素毎に行われます.
H1=simp(H)
も有効です (H
の各エントリは
H1
で簡単化されます).
注意:
-閾値は指定されません. すなわち,simp
は強制的に簡単かを
行うことはできません.
-積分器を含む線形動的システムの場合,簡単化により定常ゲイン
(連続系の場合はH(0)
,離散系の場合は H(1)
)
が変化します.
-複素数のデータの場合, simp
はその入力を返します.
-有理数の簡単化は,有理数に関するほぼ毎回の処理の後にコールされます.
simp_mode
関数によりこの簡単化のオン/オフを切り替える
ことができます.
参照
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