xstring
文字列を描画
呼び出し手順
xstring(x, y, str) xstring(x, y, str, angle) xstring(x, y, str, angle, box) h = xstring(...)
引数
- x,y
実数のベクトルまたはスカラー, 文字列の左下の点の座標.
- str
文字列の行列.
Scilab 5.2以降, LaTeXまたはMathML式を記述することが可能です.
- angle
実数のベクトルまたはスカラー, 時計回りの角度(単位:度); デフォルトは 0.
- box
整数のベクトルまたはスカラー, デフォルトは 0.
- h
このオプションの出力には、作成された Text エンティティへのハンドルが含まれます。
h
を使用してプロパティを変更します。 プロパティのリストについては、text_properties を参照してください。
説明
x
が実数スカラーの場合,
y
の大きさのベクトルの要素を
x
に設定するとみなされます.
y
が実数スカラーの場合,x
の大きさのベクトルの要素を
y
に設定するとみなされます.
xstring
は文字列をカレントのグラフィックスケールの
位置(x[i], y[i])
に描画します.
str
がn個の要素を有する場合,これらのn個の要素は
n個の文字列として描画されます.
そうでない場合,行列の各行がテキストの行を意味し, 行の要素は空白で区切られた単語を意味します.
angle
が実数スカラーの場合,
要素angle
に設定される
大きさnのベクトルとみなされます.
angle(i)
は位置(x[i], y[i])
に文字列を描画する際に使用される傾き(単位:度)を指定します.
box
が整数スカラーの場合,
要素がbox
に設定される大きさnのベクトルとみなされます.
box(i)
が 1で, angle(i)
が 0の場合,
位置(x[i], y[i])
の文字列の周囲にボックスが描画されます.
例
plot2d([0;1],[0;1],0) xstring(0.5,0.5,["$\overbrace{Scilab}$" "n''est ";"pas" "$\underbrace{Matlab}$"]) // LaTeX レンダリング (>= Scilab 5.2) //Other example alphabet=["a" "b" "c" "d" "e" "f" "g" .. "h" "i" "j" "k" "l" "m" "n" .. "o" "p" "q" "r" "s" "t" "u" .. "v" "w" "x" "y" "z"]; clf() plot2d([0;1],[0;2],0) xstring(0.1,1.8,alphabet) // アルファベット xstring(0.1,1.6,alphabet,0,1) // ボックス内にアルファベット xstring(0.1,1.4,alphabet,20) // 角度 set(gca(),"font_style",1,"font_size",1); // symbolフォントを使用 xstring(0.1,0.1,alphabet) h=xstring(0.1,0.3,alphabet) h.font_size = 3; // フォントの大きさを変更 h=xstring(0.1,0.6,"a") //大きなアルファ h.font_size = 24;
参照
- text_properties — Textエンティティプロパティの説明
- Math mode in strings — LaTeX またはMathML言語によりScilabグラフィックスで数式を表示する.
- xnumb — 数字を描画
- xtitle — グラフィックスウインドにタイトルを追加する
- titlepage — グラフィックウインドウの中央にタイトルを追加する
History
バージョン | 記述 |
2025.0.0 | Function returns the created handle(s). |
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