xcos_debug_gui
Debug Xcosブロックで使用される対話的デバッグ機能
説明
Xcos Debug ブロックにより シミュレーション時に各ブロックの 実行前および実行後に実行されるScilab命令を設定できるように なります. Debugブロック命令用xcos_debug_gui()命令を設定することにより, シミュレーション開始時にグラフィックユーザインターフェイス がオープンされます. このGUIにより対話的デバッグが可能となります. 特にシミュレーションを中断させる条件(ブレークポイント)を 動的に指定することができるようになります. ブレークポイントで中断した際に, ユーザは ブロックの カレントの値, 状態, 入力, ....を調べることができます.
いつでも, ユーザは以下の累積条件の集合によりブレークポイントを 指定することができます:
カレントのブロックがコールされたフラグの値
カレントの日付の値
ブレークがブロックコールの前に起きたかどうか
Scilab論理式の値により, ブレークは条件がtrueに評価された場合に アクティブになります. この式では, カレントのブロック要素と Scilab関数 curblock および scicos_time を有する ブロック変数 C_struct を使用できます.
シミュレーションが中断した場合, グラフィックユーザインターフェイスが カレントの時間とカレントのフラグの値, ブロック番号とスーパーブロック階層におけるブロックのパス を表示します.
"Next" ボタンにより次の中断条件までシミュレーションが 再実行されます
"End debug" ボタンにより条件が全て無効となり, シミュレーションが終了します
"Pause" ボタンにより,Scilabコンソール内で Scilab命令を実行するカレントのブロックに関連する ブロックデータ構造体を対話的に観測できるようになります. ユーザは戻る際に"return"命令を入力する必要があります.
参照
- DEBUG block — Debug the simulation
- xcos_debug_gui — Debug Xcosブロックで使用される対話的デバッグ機能
- scicos_debug — Set the level of the Scicos debugging
- scicos_log — Logger utility for scicos
履歴
バージョン | 記述 |
0.0 | Serge Steer から、関数 xcos_debug_gui() が追加されました |
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