scicosim
xcos (バッチ) シミュレーション関数
呼び出し手順
[state,t] = scicosim(state,tcur,tf,sim,str,tol)
説明
コンパイル済みのxcosダイアグラム用のシミュレータ.
通常,scicosimはダイアグラムのシミュレーションを実行する際にxcosによりコールされます.
しかし,scicosimはxcosの外でもコールすることができます. このような使用法の典型的な例は,以下のようになります :
上級ユーザは,パラメータまたは状態変数を"手動で"変更することができます.
[state,t] = scicosim(state,tcur,tf,sim,str,tol)
パラメータ
state : 状態変数の初期値を含む Scilab tlist. 通常, xcosコンパイルにより生成されます. コンパイル済みの.cosファイルがロードされた後は,%cpr.state から参照できます.
tcur : シミュレーションの開始時間. 開始時にはゼロにします.
tf : シミュレーションの終了時間.
sim : コンパイル結果を有するScilab tlist. 通常は, xcos Compile により生成されます. コンパイル済みの.cosファイルがロードされた後は,%cpr.sim から参照できます.
str : 'start' , 'run' または 'finish'. 関数はまず 'start' を指定してコールされた後, 1回または複数回 'run' を指定してコールされ,最後に 'finish' を指定してコールされます.
tol : ベクトル [atol,rtol,ttol,deltat,realtimescale,solver,hmax] , ただし, atol, rtol はそれぞれ ODEおよび DAEソルバの絶対および相対許容誤差で, ttol はイベントの精度(非常に小さな数値とします), deltat はODEソルバの各コールにおける最大積分間隔(ソルバのコールを強制的に再開することが 必要となる場合があります), realtimescale はシミュレーション時間と実時間の間の対応度 (0は低速にしないことを意味します), solver は選択するソルバ (0: lsodar, 100: daskr), hmax: ソルバにより使用される最大ステップの大きさです. デフォルト: [0.0001,1.000E-06,1.000E-10,100001,0,0]
state : シミュレーション後の状態変数
t: 最終的に到達した時間. 通常は tf ですが, 常にそうなるわけではありません.
参照
- scicos_simulate — シミュレーションをバッチモードで実行する関数
- xcos — ハイブリッドシミュレータ用のブロック図エディタおよびGUI
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