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2023.1.0 - 日本語


list

Scilab オブジェクトおよびリスト関数定義

呼出し手順

list(a1,....an)

説明

要素 aiを有するリストを作成します. その要素は任意のScilabオブジェクト(行列, リスト,...) です.リストオブジェクトの型は 15 です. list() は空の リスト (要素数0)を 返します.

リストの処理

展開

[x,y,z...]=L(v) ただし, v は添え字のベクトルです; [x,y,z]=L(:) は全要素を展開します.

添字iに挿入

L(i)=a (i > 1 + size(L) により L(i)=aとしてもエラーとなりませんが, この結果いくつかのリストのエントリが未定義となり, これらを展開する時にエラーを発生することに注意してください).

要素を末尾に追加

L($+1)=e.

要素を先頭に追加

L(0)=e. (この操作の後, eは添字1にあり, 最初の要素は右にシフトすることに注意してください).

削除

L(i)=null() removes the i-th element of the list L.

二つのリストを結合

L3 = lstcat(L1,L2).

リストの要素数

nb_elm = size(L) または nb_elm = length(L)のどちらかを 使用することができます.

リストで反復処理

for ループでリストL を使用することが可能です: for e=L,...,endlength(L) 回の反復処理を行うループで, ループ変数e はi番目の反復で L(i) となります.

注記

Scilab では他の種類のリストである tlist 型(型付のリスト),mlist型 も提供されています. これらのリストは,演算子 オーバーロード機能を 有する新しいデータ型を定義する際に有用です (Scilabの多次元配列である 超越行列 は実際にはmlistです).

Matlab struct も利用可能です.

l = list(1,["a" "b"])
l(0) = "foo"
l($+1) = "hello"
l(2) = "toto"
l(3) = rand(1,2)
l(3) = null()
lbis = list("gewurtz", "caipirina" ,"debug")
lter = lstcat(l,lbis)
size(lter) - size(lbis) - size(l)  // must be zero

参照

  • null — deletes a list component or a field of a structure, Mlist, or Tlist
  • lstcat — リストの結合
  • list2vec — リストのエントリを行列に連結する.
  • vec2list — Inverse function of list2vec.
  • tlist — Scilab オブジェクトおよび型付のリスト定義.
  • mlist — Scilab オブジェクト, 型付リスト定義に向いた行列.
  • insertion — 変数への部分的な代入または修正
  • extraction — 行列およびリストのエントリの展開
  • size — オブジェクトの大きさ
  • length — オブジェクトの長さ
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Mon May 22 12:43:11 CEST 2023