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VARIABLE_DELAY
可変遅延
ブロックスクリーンショット
 
説明
可変伝送遅延ブロックは,ある作用とその効果の間の可変時間遅延を 模擬する際に使用できます. このブロックは,例えば,パイプを有するシステムで, パイプ内の流体をくみ上げるモータの速度が可変であるような場合に 使用できます.
このブロックは2個の入力と1個の出力を受け付けます: 最初の入力は信号 u(t) でブロックにより指定されます(データ入力); 2番目の入力は可変時間遅延 τ(t)です.
 
カレントの時間ステップtにおいて, このブロックは 遅延されたデータ入力 u(θ) を出力します. ただし,θはカレントのシミュレーション時間 t から 時間遅延パラメータ τをひいたものです.
出力信号の方程式は以下のようになります:
y(t) = y(θ) - u(t - τ(t))
ダイアログボックス
 
- 最大遅延 - 指定可能な時間遅延入力の最大値を定義します. この値を負にすることはできません. - プロパティ : 大きさ 1の'vec'型. 
- 入力初期値 - 最初に時間遅延入力を超えるシミュレーション時間までに ブロックにより生成される出力. y(τ)に値が設定されない場合, t0における入力初期値とy(τ)の間で線形近似が 計算されます. - プロパティ : 大きさ1の'vec'型. 
- バッファの大きさ - ブロックが保存できる点の数. - プロパティ: 大きさ1の'vec'型. 
デフォルトプロパティ
- 常にアクティブ: yes 
- 直達項: no 
- ゼロ交差: no 
- モード: no 
- 標準入力: - - ポート1 : 大きさ [1,1] / 1型 - - ポート 2 : 大きさ [1,1] / 1型 
- 標準出力: - - ポート 1 : 大きさ [1,1] / 1型 
- アクティベーション入力の数/大きさ: 0 
- アクティベーション出力の数/大きさ: 0 
- 連続時間状態量: no 
- 離散時間状態量: no 
- オブジェクト離散時間状態量: no 
- 計算用関数の名前: variable_delay 
例
この例では, ブロックパラメータダイアログボックス内の 最大時間遅延に 4を指定します. 入力信号は振幅1,周波数0.2Hzのサイン波です.
2秒の遅延を導入するために定数ブロックに2を指定します. VARIABLE_DELAYブロックの入力および出力波形を以下に示します:


インターフェイス用関数
- SCI/modules/scicos_blocks/macros/Linear/VARIABLE_DELAY.sci 
計算用関数
- SCI/modules/scicos_blocks/src/c/variable_delay.c (4型) 
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