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Scilab help >> Signal Processing > spectral_estimation > pspect

pspect

Welchの平均ペリオドグラム法による 2つの離散時間信号の間の両面相互スペクトル推定.

呼び出し手順

[sm [,cwp]]=pspect(sec_step,sec_leng,wtype,x [,y] [,wpar])
[sm [,cwp]]=pspect(sec_step,sec_leng,wtype,nx [,ny] [,wpar])

パラメータ

x

ベクトル, 最初の信号の時間領域標本.

y

ベクトル, 2番目の信号の時間領域標本. yが 省略された場合,xに等しいと仮定されます(自己相関). 指定された場合, xと同じ数の要素を有している必要があります.

nx

スカラー : x信号の標本数. この場合,x信号のセグメントはgetxという名前の ユーザ定義の関数によりロードされます (下記参照).

ny

スカラー : y信号の標本数. この場合,x信号のセグメントはgetyという名前の ユーザ定義の関数によりロードされます (下記参照). 指定された場合, nynxと等しい必要があります.

sec_step

各データウインドウのオフセット. オーバーラップ D はi sec_leng -sec_stepにより指定されます. sec_step==sec_leng/2の場合, 50% オーバーラップとなります.

sec_leng

ウインドウの点の数.

wtype

ウインドウの種類

  • 're': 矩形

  • 'tr': 三角形

  • 'hm': ハミング

  • 'hn' : ハニング

  • 'kr': カイザー,この場合,wpar引数を指定する必要があります

  • 'ch': チェビシェフ, この場合,wpar引数を指定する必要があります

wpar

カイザーおよびチェビシェフウインドウに関する オプションのパラメータ:

  • 'kr': wparは厳密に正の数とする必要があります

  • 'ch': wpar は要素数2のベクトル [main_lobe_width,side_lobe_height] とする必要があります. ただし,0<main_lobe_width<.5, および side_lobe_height>0です.

sm

正規化された周波数の範囲 [0,1]における両面スペクトル推定. これは,sec_len個の要素を有する行配列です. この配列は自己相関の場合には実数,相互相関の場合には複素数となります.

関係する正規化された周波数配列は linspace(0,1,sec_len)です.

cwp

チェビシェフウインドの場合は チェビシェフウインドウの未指定のパラメータ, または空の行列.

説明

2つの信号x および yが両方共指定 された場合,相互スペクトル推定値, そうでない場合に自己相関スペクトルを計算します. 修正ペリオドグラム法により得られたスペクトル推定値.

2つの信号x および yの 相互スペクトルは以下のように定義されます

スペクトル推定の修正ペリオドグラム法は, x および yに含まれる データのウインドウ処理されたサブセクションのペリオドグラムを 繰り返し計算します. これらのペリオドグラムは,最終的なスペクトル推定値を得るために平均化され, 適当な定数により正規化されます. これは推定値の分散を減らすための平均化処理です.

バッチ処理の場合, x および y データはユーザ定義関数 getx および getyにより セグメント毎に読まれます. これらの関数の呼び出し手順は以下のようになります:

xk=getx(ns,offset) および yk=gety(ns,offset). ただし,ns は セグメントの大きさ, offset は 完全な信号のセグメントの最初の要素のインデックスです.

参考文献

Oppenheim, A.V., and R.W. Schafer. Discrete-Time Signal Processing, Upper Saddle River, NJ: Prentice-Hall, 1999

rand('normal');rand('seed',0);
x=rand(1:1024-33+1);

//make low-pass filter with eqfir
nf=33;bedge=[0 .1;.125 .5];des=[1 0];wate=[1 1];
h=eqfir(nf,bedge,des,wate);

//filter white data to obtain colored data 
h1=[h 0*ones(1:max(size(x))-1)];
x1=[x 0*ones(1:max(size(h))-1)];
hf=fft(h1,-1); xf=fft(x1,-1);y=real(fft(hf.*xf,1));

//plot magnitude of filter
h2=[h 0*ones(1:968)];hf2=fft(h2,-1);hf2=real(hf2.*conj(hf2));
hsize=max(size(hf2));fr=(1:hsize)/hsize;plot(fr,log(hf2));

//pspect example
sm=pspect(100,200,'tr',y);smsize=max(size(sm));fr=(1:smsize)/smsize;
plot(fr,log(sm));
rand('unif');

参照

  • cspect — 相関法により2つの離散時間信号の間で推定する 両側相互スペクトル
  • pspect — Welchの平均ペリオドグラム法による 2つの離散時間信号の間の両面相互スペクトル推定.
  • mese — スペクトル推定の最大エントロピ
  • window — 様々な型の対称ウインドウを計算
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Tue Apr 02 17:37:32 CEST 2013