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Scilab help >> Spreadsheet > csvDefault

csvDefault

CSVファイルに関するデフォルト動作を取得/設定.

呼び出し手順

allvalues = csvDefault()
value = csvDefault(field)
bRes = csvDefault(field, value)

パラメータ

allvalues

6行2列の文字列行列で, 全フィールドの値です. 最初の列には利用可能なフィールドが含まれ, 2番目の列には現在の値が含まれます.

field

1行1列の文字列行列で, 取得または設定したフィールドの名前です. fieldで利用可能な値は, "separator", "decimal", "conversion", "precision", "regexp", "eol", "encoding", "blank"です.

value

1行1列の文字列行列で, 取得または設定したフィールドの値です.

bRes

1行1列の論理値行列で, 値が正しく設定された場合は bResがtrueとなり, そうでない場合はbResがfalseとなります.

説明

この関数によりCSVファイルのオプションを調べたり,設定 することができます. これらのオプションはユーザが呼び出し時に指定しない場合に 読み書き用の関数で使用されます.

呼び出し手順 allvalues = csvDefault() は 全フィールドの値を返します.

呼び出し手順 value = csvDefault(field) は 指定したフィールドに対応する値を返します.

呼び出し手順 bRes = csvDefault(field, value) により, 指定したフィールドに値を設定できます.

  • 関数がフィールドに指定した値を設定できない場合, bRes はfalseとなります. この場合, フィールドの値は変更されません.

  • 関数が指定した値にフィールドを変更できた場合, bRes は trueとなります.

利用可能なフィールドを以下に示します.

  • field = "separator": CSVファイルにおける列の セパレータ. デフォルトのセパレータ = ",".

  • field = "decimal": CSVファイルで使用される小数点. 利用可能な値は "." または "," です. デフォルトの小数点 = '.'.

  • field = "conversion": csvRead関数の出力型. 指定可能な値は "string" または"double"です. conversionのデフォルト値 = "double". conversion = "string"の場合, csvRead 関数は文字列の行列を 返します. conversion = "double"の場合, csvRead 関数はdoubleの行列を 返します.

  • field = "precision": csvWrite関数のdoubleから 文字列を生成する際に使用されるCフォーマット. デフォルト値は precision="%.17lg"です. このフォーマットにより読み書きエラーフリーサイクル を実行できます. これは,doubleを.csvに保存してから,doubleを読み込むと, 正しく同じ値が取得できることを意味します. サポートされる形式を以下に示します: %type または %[幅].[精度]型.

    • 型: lf, lg, d, i, e, f, g

    • 幅: オプションの数値で,出力文字の最小値を指定します.

    • 精度: オプションの数値で, 出力フィールドの全てまたは一部を出力する際の 最大文字数,または 整数値を出力する際の最小桁数を指定します.

  • field = "regexp": csvRead関数のコメントを 展開する際に使用する正規表現式.

    デフォルトでは, この値は'' (正規表現なし)です.

  • field = "eol": csvWrite関数で行を書き込む際に 使用される改行.

    指定可能な値は"linux", "windows", "macos9"です.

    デフォルトでは, この値はプラットフォーム依存です.

  • field = "encoding":

    指定可能な値は"utf-8", "iso-latin"です.

    デフォルトでは, この値は"utf-8"です.

  • field = "blank": テキストをパースする前に 空白行を全て削除します

    指定可能な値は "on", "off"です.

    デフォルトでは, この値は "on"です.

// 利用可能な全フィールドを参照
            allvalues = csvDefault()
            // "precision"フィールドの値を取得
            value = csvDefault("precision")
            // "precision"フィールドの値を設定
            bRes = csvDefault("precision","%.17e") // 期待値 = %t
            // "precision"フィールドに不正な値を設定
            bRes = csvDefault("precision","Ouch!") // 期待値 = %f

履歴

バージョン記述
5.4.0 関数が導入されました. 'csv_readwrite'モジュールに 基づきます.
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Last updated:
Tue Apr 02 17:37:34 CEST 2013