Please note that the recommended version of Scilab is 2025.0.0. This page might be outdated.
See the recommended documentation of this function
contour
3次元曲面に等高線を描画
呼び出し手順
contour(x,y,z,nz,[theta,alpha,leg,flag,ebox,zlev]) contour(x,y,z,nz,<opt_args>)
パラメータ
- x,y
大きさ n1 および n2の実数行ベクトル.
- z
大きさ (n1,n2)の実数行列, 関数の値または 曲面
z=f(x,y)
を定義するScilab関数.- nz
等高線の値または等高線の数.
- -
nz
が整数の場合, その値は等高線の数 を指定し,以下のように zmin から zmaxまで等間隔に設定されます:z= zmin + (1:nz)*(zmax-zmin)/(nz+1)
zmin
およびzmax
の等高線は描画されません (一般にこれらは複数の点となってしまいます)が, 以下のように追加できることに注意してください.- -
nz
がベクトルの場合,nz(i)
は i番目の等高線の値を指定します.zmin
およびzmax
の 等高線を表示するには,以下のように イプシロン許容誤差を追加するのが便利です:nz=[zmin+%eps,..,zmax-%eps]
.
- <opt_args>
一連の命令
key1=value1, key2=value2
, ... ただし, key はtheta
,alpha
,leg
,flag
,ebox
,zlev
(以下参照). この場合, 順番には特別な意味はありません.- theta, alpha
実数値で,観測点の球座標(単位:度).
- leg
各軸の表題を定義する文字列, フィールドセパレータは @, 例: "X@Y@Z".
- flag
実数ベクトルで, その要素は
flag=[mode,type,box]
.- mode
文字列で,モードを定義.
- mode=0:
等高線は(x,y,z)で定義された曲面に描画されます.
- mode=1:
等高線は3次元プロットおよび equation z=zlevで定義された平面に 描画されます.
- mode=2:
等高線は2次元プロットに描画されます.
- type
整数 (スケーリング).
- type=0
プロットはカレント (前の
param3d
,plot3d
,contour
またはplot3d1
のコールにより設定された) の3次元スケーリングを用いて行われます.- type=1
アスペクト比の最大値に基づき3次元ボックスが 自動的にスケールが調整されます.オプション引数
ebox
により境界が指定されます.- type=2
アスペクト比の最大値に基づき3次元ボックスが 自動的にスケールが調整されます. 境界は指定したデータに基づき計算されます.
- type=3
type=1
に似ており, オプションのebox
で指定された ボックス付きの3次元の等しい軸となります.- type=4
type=2
に似ており, データに基づく 3次元の等しい軸となります.- type=5
type=1
に似ており, オプションのebox
で指定された ボックス付きの3次元の拡大された等しい軸となります.- type=6
type=2
に似ており, データに基づく 3次元の拡大された等しい軸となります.
- box
整数 (プロット周囲のフレーム).
- box=0
プロットの周囲には何も描画されません.
- box=1
未実装 (box=0と同じ).
- box=2
曲面の後ろの軸のみが描画されます.
- box=3
曲面を囲うボックスが描画され, 表題が追加されます.
- box=4
曲面を囲うボックスが描画され, 表題と軸が追加されます.
- ebox
flag
のtype
が1の時に 使用されます. ベクトル[xmin,xmax,ymin,ymax,zmin,zmax]
としてプロットの境界を指定します.- zlev
実数.
説明
contour
は,曲面 z=f(x,y) の等高線を描画します.
等高線は, 3次元曲面上に描画されます.(zlev
を除く)
オプションの引数は関数plot3d
と同じです.
これらのオプションの意味は同じです.
これらのオプションは3次元プロット上への等高線の描画を制御します.
flag(1)=mode
のみが特別な意味を有します.
- mode=0
等高線は (x,y,z) で定義された曲面上に描画されます.
- mode=1
3次元プロット上および 式 z=zlevで定義されたプロット上にに等高線が描画されます.
- mode=2
2次元プロット上に等高線が描画されます.
等高線上に印字される浮動小数点数のフォーマットを
xset("fpf",string)
により変更することができます.
ただし, string
にはC言語の構文で
(例えば string="%.3f"
)でフォーマットを指定します.
デフォルトのフォーマットに戻すには string=""
と
してください.
出力を抑制するには,string=" "
を使用してください.
通常, 2次元プロット上に等高線を描画するためにcontour2d
を使用します.
コマンド contour()
を入力することでデモを参照できます.
例
作者
J.Ph.C.
<< 3d_plot | 3d_plot | eval3d >> |