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2025.0.0 - 日本語


h5write

データセットを作成(存在しない場合)し, データを書き込む

呼び出し手順

h5write(obj, name, data [, targetType], [, start, count [, stride [, block]]])
h5write(filename, name, data [, targetType], [, start, count [, stride [, block]]])

引数

obj

H5Object

name

データセットへのパスを指定する文字列

data

Scilabデータ

targetType

目標型を指定する文字列

start

hyperslabのstartを保持するdouble行ベクトル

count

hyperslabのcountを保持するdouble行ベクトル

stride

hyperslabのstrideを保持するdouble行ベクトル

block

hyperslabのblockを保持するdouble行ベクトル

filename

ファイル名を指定する文字列

説明

引数として指定されたScilabデータに基づき,新たに名前付きのデータセットを作成(作成済みでない場合)します.

ターゲットのHDF5型は, HDF5マニュアルで 利用可能なリストから選択できます. この HDF5 型の例は,"H5T_MIPS_U32" または "H5T_STD_B64BE"ですが, 短縮形 "MIPS_U32" または "STD_B64BE" も使用できます.

データ上にhyperslabセレクションを作成できます.

引数 start, count, stride および block はデータの次元数に等しい大きさとする必要があります:

  • start: セレクションを開始するデータ内の座標を指定.
  • count: 各次元で選択されたブロックの数.
  • stride: 各次元において連続する2つのブロック間のシフト量を指定.
  • block: ブロックの次元を指定.
デフォルトで各次元のstrideとblockは1に設定されています.

目標の型が "H5T_STD_REF_OBJ"の場合,data行列は グループまたはデータセットの絶対パスを保持する文字列行列とする必要があります.

x = matrix(1:20, 4, 5);
save(TMPDIR + "/x.sod", "x"); // SODファイルはHDF5ファイルです
// 作成されたファイルをオープン
a = h5open(TMPDIR + "/x.sod");
// "y"という名前の新規データセットを追加
y = uint32(matrix(10:30, 7, 3));
h5write(a, "y", y);
// MIPS形式でデータセット"z"を追加
h5write(a, "z", y, "H5T_MIPS_U32");
// ここでhyperslabセレクションを作成
x = uint32(matrix(1:(11*17), 11, 17));
h5write(a, "t", x, [1 2], [2 4], [5 3], [3 2]);
// 全てokかどうか確認
x, a("/t").data'
// 処理を完了し, 全リソースを解放
h5close(a);

参照

  • h5group — グループを作成
  • h5attr — 属性を作成する

履歴

バージョン記述
5.5.0 HDF5モジュールが導入されました.
Report an issue
<< h5umount HDF5 files h5writeattr >>

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Last updated:
Thu Oct 24 11:17:42 CEST 2024