grep

引数

haystack

文字列の行ベクトル.

needle

文字列または文字列の行ベクトル. haystackの中で文字列を探します.

row

インデックスのベクトル: 一致するものが見つかった行, または一致するものが見つからなかった場合は空の行列.

which

インデックスのベクトル: 見つかったneedle文字列のインデックスまたは 一致するものがなかった場合は空の行列.

"regexp" | "r" flag

single character: Then needle elements are used as regular expressions.

説明

haystackの各エントリについて, grepは少なくとも needleの中の一つの文字列が 部分文字列に一致するかどうかを探します. 最低でも一致するものが一つある haystackのエントリのインデックスが 出力引数rowに返されます. オプションの出力引数whichは, needleの最初に見つかった文字列のインデックスを 指定します.

3番目のパラメータにflag="r" を指定した場合, needleに正規表現文字列を指定できます. この場合, grepはneedle を正規表現として使用し,正規表現の規則に基づいて haystackとこの文字列を比較します. 正規表現に関する詳細については関数regexp を参照ください.

例

例 #1

以下の例では,txt変数に保存されている テキスト中で,1つまたは2つの文字列を探します.

txt=['find matches of a string in a vector of strings'
     'search position of a character string in another string'
     'Compare Strings'];
grep(txt,'strings')
grep(txt,['strings' 'Strings'])
[r,w]=grep(txt,['strings' 'Strings'])

例 #2

以下の例では, 正規表現検索を行ないます.

str = ["hat";"cat";"hhat";"chat";"hcat";"ccchat";"at";"dog"]
grep(str,'/[hc]+at/','r')
grep(str,'/[hc]?at/','r')
grep(str,'/cat|dog/','r')

参照

• strindex — 他の文字列の中で指定した文字列の位置を探す.
• regexp — 正規表現文字列に一致する部分文字列を探す
• find — 論理値ベクトルまたは行列のtrue要素の添え字を見つける
• vectorfind — locates occurences of a (wildcarded) vector in a matrix or hypermatrix